お庭掃除

塗って放置するだけ!外壁にこびり付いた緑の苔・藻の掃除方法

2018年5月31日

外壁の苔を掃除する方法

外壁に苔・藻がこびりついてしまった…そんな経験はないでしょうか?お家を建てて時間が経つと知らない間にびっしり付いてしまいますよね。見た目も悪いし、早く何とかしたい…でもどうやって掃除をすれば良いのかわからない…。そんな方のために正しい外壁掃除の方法についてご紹介します。間違った掃除方法(高出力の高圧洗浄機や、効果の強いカビ取り剤)をすると外壁が傷む恐れがありますので注意しましょう!

外壁の掃除方法

外壁の苔落としには色々な方法がありますが、間違った方法で掃除すると下地を傷める恐れがあるので注意しましょう。特に高圧洗浄機や家庭用カビ取り剤は使い方を間違えると下地を傷めてしまいます。そこでオススメなのが苔専用駆除剤のコケそうじです。

専用駆除剤コケそうじ【オススメ】

一番のオススメは苔専用駆除剤のコケそうじです。外壁やコンクリートの苔を除去するために作られた専用の駆除剤なので、バッチリ落とすことができます。

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さらにコケそうじは中性の薬剤のため外壁を傷める恐れがありません。塗りっぱなしでそのまま放置するだけでOKです。洗い流す必要が無いのでとっても楽です。外壁、コンクリート、タイルのほか、墓石やビニールハウスのフィルムにも使えるほど安全です。他の洗剤だと外壁の表面を傷める恐れがあるため、迷ったらコレを使っておくのをオススメします。

コケそうじは500mlスプレータイプ業務用濃縮2リットルタイプがあります。効果を試したい人、少量で良い人には500mlスプレータイプがオススメですが広い面積には全然足りません。業務用濃縮2リットルタイプは水で20倍に薄めて使えるので、壁一面全て掃除したい人や、大面積の苔駆除をしたい人にはコチラがオススメです。

【関連】コケそうじ(パネフリ工業)の使い方!散布方法と希釈倍率

熱湯はオススメではない

苔には熱湯が良いと言われますが、実はこれはオススメではありません。熱湯をかけると外壁が傷むからです。外壁は100℃の熱湯に耐えるようには作られていません(夏場のコンクリートの表面でも60℃ほどです)。また、沸騰したヤカンを持って歩き回るのは火傷の恐れがあり、危険なのでやめておきましょう。

カビ取り剤はオススメではない

家庭用カビ取り剤も苔に効くとされていますが、これもやめておきましょう。そもそも家庭用カビ取り剤はお風呂やシンク用の物であり、外壁に使うことを想定して作られていません。そのため、そのまま外壁に塗ると表面を傷めたり、変色する恐れがあります。カビ取り剤は薄めて様子を見ながら使いましょう。ただし、あまり薄めると苔に効果が無いため、慣れていない人には取り扱いが難しいです。

コチラも昔から苔に効くと言われている物です。酢は何度か試してみたことがあるんですが、効いたり効かなかったりで正直何とも言えないです。信用度が低いというのが正直な所でしょうか。平らな所に撒けばある程度効果がありますが、外壁のような垂直面に撒くと、液だれしてしまうのであまり効果が無いように感じます。濃いめにまかないと効果がないんですが、濃く撒くと臭いがキツイというジレンマ。

専用駆除剤コケそうじで実際に掃除してみました

私の自宅の外壁にも苔が生えてしまったので、今回紹介したコケそうじを使って掃除してみました。実際に使ってみてバッチリ効果があったので自信を持ってオススメできます!

室外機の裏に苔がびっしり

苔が生えている様子

自宅の室外機の裏に苔がびっしりと生えていました。室外機の近くはやっぱり湿気がたまるのでしょうか。周りは大丈夫なのにここだけ緑色になっています。見た目にも汚らしいので何とかしたい…!

コケそうじを散布

この汚れにコケそうじを散布していきます。コケそうじは中性の駆除剤なのでスプレーしたら放置するだけでOKです、後で水で洗い流す必要はありません。塗りっぱなしでも外壁を傷める恐れがありません。簡単なので助かります。

コケそうじ散布から1日経過

コケそうじ散布から1日経過

コケそうじを散布してから1日経過した様子です。あまりコケ汚れが落ちていませんが、コケそうじは3日ほど待たないと効果が現れないのでこのまま放置して様子をみます。重ね塗りもとくにしません。

コケそうじ散布から2日経過

コケそうじ散布から2日経過

コケそうじを散布してから2日経過した様子です。昨日と違い、明らかにコケが薄くなっているのがわかります。まだうっすらと残っているのでこのまま消えてくれることに期待。

コケそうじ散布から3日経過

コケそうじ散布から3日経過

コケそうじを散布してから3日経過した様子です。もう緑色の苔がほとんどなくなっています。元の外壁の色がわかるようになりました。塗るだけでこんなに綺麗にるので、簡単で助かります。

コケそうじ散布前と散布後の比較

コケそうじ散布前と散布後の比較

せっかくなのでコケそうじ散布前と散布後の比較を作りました。散布前は濃い緑色になっていましたが、コケそうじ散布から3日でこのように綺麗になりました。

今回は小面積だったので500mlスプレータイプを使いましたが、壁一面の苔を除去したい、大面積の苔を駆除したい場合には業務用濃縮2リットルタイプがオススメです。水で20倍に薄めて使うので、かなりの量が使えます。

外壁に苔・藻が付く原因

苔や藻は胞子が付着することで繁殖していきます。しかしどこでも繁殖するというわけではありません。重要なのは「湿気」です。外壁の表面に十分な水分がある場合にだけ繁殖するのです。そのため、基本的には日当たりの悪い北側、住宅の陰の部分、室外機の近くに発生しやすいとされています。

また、古い家ほど苔が付きやすいです。新築は外壁の塗装がしっかりとされており、防水性が高いため苔が繁殖しづらいのですが、時間が経つことで防水性が失われ苔が付きやすくなるのです。

苔・藻が付きやすい家

  • 川や山の近く(湿気が多く、胞子が飛来する)
  • 風通しが悪い
  • 日当たりが悪い
  • 古い家(外壁の塗装が落ち、防水性が無くなっている)

苔・藻が付くと外壁が傷む?

一番重要なポイントです。実は苔がついたままの外壁を放っておくと劣化が進んでしまいます。苔や藻は保水性があるため、外壁が常に湿っている状態になります。苔が厚くなるほど保水性が高くなるので早めに除去しておきましょう。

また、苔や藻は放っておくとどんどん増えてしまうため、早めの対策が必要です。小さいうちに掃除するのは簡単ですが、壁一面緑色になってしまってから除去するのはかなり大変です。早め早めの掃除を心がけましょう。

まとめ

今回は外壁に付く緑の苔の掃除方法についてご紹介しました。緑の苔にはコケそうじが一番オススメです。塗って放置するだけで3日ほどで苔が消えます。また中性の駆除剤なので塗りっぱなしでも壁材を傷める恐れがありません。よく紹介されている熱湯やカビ取り剤は外壁を傷める、変色させる恐れがるのであまりオススメではありません。

  • 外壁のコケは湿気のたまる家の北側、陰になる部分にできやすい。
  • 塗装が落ちて防水性が低下した古い家ほどコケが付きやすい。
  • 緑色のコケには専用駆除剤コケそうじがオススメ。中性の薬剤なので壁材を傷めません。
  • 熱湯やカビ取り剤による掃除が有名ですが、壁材を傷める恐れがあるのでオススメしません。

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加瀬

7年ほど造園資材、清掃資材の販売に携わっています。除草剤、苔駆除剤、植木肥料、消臭剤、清掃資材などをプロ目線でご紹介します。庭園管理士の資格所持。 【詳しいプロフィールはコチラ】

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