植木の寒肥のやり方は?時期はいつがいいの?

寒肥のやり方

寒肥(かんぴ、かんごえ)とはその名の通り冬に撒く肥料のことです。実は冬場の肥料はとっても重要!一年間の樹木の成長を左右するといっても過言ではありません。特に栄養を多く必要とする花木、果樹には必ず寒肥をあげましょう。春の花付きが今までと全然変わります。




寒肥とは?

寒肥とは?

1~2月の厳寒期に肥料を与えること寒肥と言います。樹木は冬になると活動を止め休眠状態に入ります。休眠状態の樹木は外部からの影響を受けにくくなるため、この時期に土の入れ替えや施肥を行うと良いとされています。

また、春になると根が動き出して栄養を吸収し花を咲かせます。花を咲かせるには沢山の栄養分が必要になるため、寒いうちから肥料を撒いて地中に浸透させておくのです。

寒肥のやり方

それでは実際に寒肥のやり方について見て行きましょう。

寒肥が必要な樹種

  • 植えたばかりの苗木
  • ツバキ
  • サザンカ
  • ボタン
  • ツツジ
  • シャクナゲ
  • カイドウ
  • モクレン
  • ジンチョウゲ
  • モモ
  • フジなど

寒肥が必要な樹種は大きく分けて3つです。「苗木」「花木」「果樹」になります。特に苗木は成長を促すために多くの肥料が必要になります。どんな樹種でも苗木のうちはしっかりと肥料を与えましょう。

「花木」「果樹」は花や実を付けるためにエネルギーを沢山必要とするので肥料が欠かせません。寒肥を与えておかないと春の花付きが悪くなるのでしっかりと与えましょう。

寒肥を必要としない樹種

  • 成長しきった大木
  • マツ
  • イチョウ
  • シダレヤナギ
  • トウカエデ
  • ポプラ
  • ハンテンボク
  • クスノキ
  • プラタナスなど

大きく育った成木には肥料は必要ありません(花や実を付けない物に限る)。また、街路樹に使われるような種類(イチョウ、ポプラなど)は根張りが良く乾燥にも強いため基本的に施肥は不要です。

マツ類は肥沃な土地よりも痩せた土の方が幹や枝が締まってよく伸び、自然に近い風情になります。そのため肥料は不要です。

寒肥をやる時期

  • 1~2月(厳寒期)

寒肥は早すぎても遅すぎてもいけません。根の活動が完全に止まる厳寒期(一番寒い時期)に与えるのが良いでしょう。地域によって厳寒期は異なりますが、おおよそ1~2月が良いでしょう。

2月末~3月初めになってしまうと根が動き出すので寒肥は控えた方が良いです。暖かくなる前に作業をしておきましょう。

肥料は何が良いの?

  • 腐葉土
  • ピートモス
  • バーク
  • 堆肥
  • 魚かす
  • 骨粉
  • 油かす
  • 遅効性の固形肥料(市販の物)

ゆっくりと分解され、土に浸透する遅効性の肥料が良いでしょう。上記にあげた有機肥料がオススメです。簡単に済ませたい場合は市販の固形肥料(遅効性)を使うと良いでしょう。

肥料のやり方

低木の寒肥


高い木の寒肥

肥料は必ず根の先に与えるようにしてください。樹木は根の先端が一番活発で栄養を吸収します。間違っても幹のすぐ近くに肥料を撒かないように注意してください。根の先端は地中に埋まっているのでわかりにくいですが、だいたい枝先の真下ぐらいになります。

施肥を行う際は図のように穴を掘りましょう。低木の場合は輪のように樹木の周りをぐるっと掘って肥料を入れます。大木の場合はつぼ肥えといって周囲に円を描くように丸い穴を沢山掘ってそこに肥料を入れます。施肥は深ければ深いほど良いため、最低でも20cmは掘りましょう。

地面にパラパラと肥料を撒くと、肥料分が雨で流れやすくなってしまいますし、栄養を求めて根が地表に集まってしまうため控えましょう。




まとめ

  • 寒肥は1年の成長を左右する大事な作業です。
  • 「苗木」「花木」「果樹」には寒肥を与えましょう。
  • 「成木」「街路樹系の樹木」「マツ」には寒肥を与えなくて大丈夫です。
  • 寒肥は1~2月の厳寒期に与えましょう。
  • 肥料の種類は遅効性の有機肥料がオススメ。
  • 枝先の真下、深さ20cm以上になるように穴を掘り、肥料を与えましょう。

今回は寒肥のやり方についてご紹介しました。基本的には肥料を沢山必要とする「苗木」「花木」「果樹」に与えるようにしましょう。それ以外の木は与えなくても大丈夫です。春先に肥料の効果が現れるように、遅効性の有機肥料を撒くのがオススメです。

 

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