桜の花が咲かない!理由は何?剪定と肥料がポイントです!

「桜の花が咲かない…」「前までは咲いていたのに、ここ数年は咲かない…」桜の花が咲かない理由は様々です。「肥料不足」「剪定時期の失敗」「夏場の水切れ」「樹が若い」「踏み固めによる酸欠」「土壌が悪く、成長できない」などが考えられます。1つずつ原因と解決法を解説します。

※この記事は庭植え管理方法の解説です。鉢植えとは異なりますのでご注意ください。




桜の花が咲かない理由

肥料不足

肥料が足りない

「全然桜の手入れをしていない」「もう長いこと肥料をあげていない」という場合は肥料不足が考えられます。花木全般に言えることですが、花を咲かせるには沢山のエネルギーが必要になります。肥料を与えてエネルギー補給しないと体力が無くなり、翌年から花が咲かなくなります。

桜の肥料は年2回、冬(12~2月)と花後(4~5月)に与えます。冬の肥料は寒肥と呼ばれ、1年の成長を決める大事な肥料です。冬は樹が休眠期に入るので肥料焼けの心配がありませんし、肥料成分が冬の間に溶けだして春先に効果を発揮するので最適なシーズンです。有機肥料(堆肥、鶏糞、油かす等)、もしくは緩効性(ゆっくり溶けだすタイプ)の化成肥料を撒きましょう。

花を咲かせた後(4~5月)は樹が疲労しています。お礼肥えを与えましょう。花に感謝の意味を込めて肥料を与えることからお礼肥と呼ばれています。冬と同じ有機肥料や化成肥料でも大丈夫ですが、調子が悪い場合や花が咲かなかった場合は液肥でも良いでしょう。液肥は素早く根に吸収されるため、不調時の樹勢回復に効果的です。

【関連】桜の肥料、施肥方法について

肥料のあげ方

肥料は樹冠(葉が茂っている所)に沿って埋めてあげると効果的です(画像の赤い部分)。樹木は根の先端が1番栄養を吸収しやすいです、根は樹冠と同じ大きさまで成長するため樹冠に沿って肥料を埋めてあげればOKです。表面に肥料を撒くと根が地表に上がってきてしまうため10~20cmほど穴を掘って埋めると良いでしょう。

オススメ肥料

ツチトコセット

桜の肥料はツチトコセットがオススメです。ツチトコセットは植物に必要な必須栄養素7種を配合しているため、樹木の体調をバランス良く整えます。「花芽増加」「樹勢回復」に優れた効果を発揮します。

ツチトコセットの特徴は何といっても7種の必須栄養素(モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸) です。市販の肥料はチッソ、リン酸、カリ(パンやご飯のような物)が主成分になっていますが、そればかり与えていると栄養が偏って生育不良になります。生育不良になった樹木は花が咲かなくなったり、葉の色つやが悪くなり、病害虫への免疫力が低下します。ツチトコセットは植物に必要な栄養素7種をバランス良く配合しているため、樹木の体調を総合的に整えます。水を吸うチカラ、肥料を吸収するチカラがアップするので、「花芽増加」「樹勢回復」に効果的です。

(※肥料成分が強いので鉢植えには使用しないでください)

剪定時期が悪い

剪定の時期が悪い

「夏ごろに葉が邪魔で剪定してしまった」という人はこれが原因かもしれません。桜は夏ごろに花芽が付きます。その花芽が冬を越して翌春に咲くのです。夏~翌春の間に剪定で花芽を落としてしまうと花が咲かなくなるので注意しましょう。特に夏は葉や枝が繁茂する時期なので剪定したくなる気持ちはわかります、しかし花を楽しみたいならぐっと我慢しましょう。葉が落ちて花芽が見分けやすくなる12~1月の間に剪定するのがオススメです。

「桜切る馬鹿」ということわざがあるように、桜は剪定に弱いので切らない方が良いです。剪定の切り口から腐敗するケースが多く、慣れてない人がやると腐らせてしまう恐れがあるからです。成木はなるべく剪定しないようにしましょう。若木であれば樹形を整えるために剪定しても大丈夫です。

夏場の水切れ

夏場の水切れ

「西日の強い所に桜が植えてある」そんな場合は要注意です。桜は日当たり良い場所を好みますが、西日が強いと逆効果です。特に夏場の西日で弱ってしまうケースが多いので注意しましょう。

桜の花芽は夏ごろに出来上がります、それが翌春に花を咲かせます。夏場の猛暑で弱ってしまうと(水切れを起こすと)花芽が上手く形成されません。土に注意し、カラカラに乾燥しているようなら朝夕にたっぷりと水をあげましょう。昼にあげるとすぐに蒸発してしまう、もしくは水滴がレンズのように葉を焼いてしまうので逆効果です。

樹が若い

樹が若い

「樹が若い」「植え替え直後」も花が咲かない場合があります。若木のうちは成長にエネルギーを使うため、花を付ける体力が残っていません。そもそも花は生殖活動(花を咲かせて種を付ける行為)ですから、成木になるまで咲きません。植え替え直後なら3~5年ほど待ってみましょう。葉の色ツヤが良ければ、花が咲かなくてもそれほど心配する必要はありません。

「鉢植えで買ってきた時は花が咲いていた」というケースもありますが、狭い鉢植えで育てると根が広がらず成長が止まって若木でも花を咲かせる場合があります。鉢植えから庭に移し替えると、再び成長し始め花が咲かなくなります。成長している分には問題ありませんから長い目で見守りましょう。

踏み固めによる酸欠

踏み固めによる酸欠

「植えてから何年も経つのに花が咲かない」「人通りが多い」「車の通り道になっている」そんな場合は土が固くなっていないか確認しましょう。土が固くなると(踏み固められると)、根が呼吸できなくなり、水も浸透しなくなります。そのまま放っておくと徐々に弱っていって、酷い場合だと枯れてしまいます。

もし土が固い場合は、冬の間に耕しましょう。冬は樹が休眠期になるので少しぐらい掘っても影響が出ません。しかし、1度に全部掘るとダメージが大きいので、ピザをカットするように1年ごとに部分的に掘ると良いでしょう。スコップで根を傷めないように十分注意してください。

土壌が悪い

土壌が悪い

「樹を植えて何年も経つが、あまり大きくならない」「樹の背丈が低い」という場合は要注意です。時間をかけても育たないということは、土が合っていない可能性が高いです。土が合っていないと満足に成長できませんし、当然花も付きません。

桜は水はけ良く、水持ちの良い、肥沃な土壌を好みます。弱酸性の土が良いでしょう。日当たりの良い場所を好みますが、強い西日の差す場所は避けましょう。日陰に植えると枝が枯れやすくなります。

まとめ

  • 花を咲かせるには沢山のエネルギーが必要です。毎年肥料を与えないと体力が無くなり、花が咲かなくなります。
  • 肥料を与えるのは冬(12~2月)と花後(4~5月)の2回です。
  • 桜にオススメの肥料はツチトコセットです。花芽増加、樹勢回復に効果があります。
  • 桜は夏に花芽ができて翌春に花が咲きます。夏に剪定すると花芽ごと落としてしまう恐れがあるので注意しましょう。
  • 葉が落ちて花芽の見分けがつきやすい冬頃の剪定がオススメです。
  • 桜は夏に花芽ができます。夏に水切れを起こすと花芽が付かない場合があります。
  • 樹が若いと花が付かない場合があります。数年様子を見ましょう。
  • 木の周りの土が踏み固められていると酸欠により上手く成長できません。土が固まっていないか確認しましょう。
  • それでも花が咲かない場合は植えた場所が合っていないかもしれません。

ツチトコセット

(※肥料成分が強いので鉢植えには使用しないでください)