剪定枝の処分に頭を悩ませている方は多いんじゃないでしょうか?少量なら燃えるゴミとして出せますが、量が増えると引き取ってくれなくなります。「剪定ゴミは毎年出るし、何とか安く済ませたい…」そこで今回は一番安く済ませるために、剪定枝の処分方法について調べてきました。
目次
剪定ゴミの処分費用
燃えるゴミとして処分
例:45リットルのゴミ袋×2で90円
少量の剪定ゴミなら一番安く済みます。少量であれば剪定枝は燃えるゴミとして出すことができます(出せない地域もあるので事前に確認してください!)。地域によって処分方法が異なりますが、私の住んでいる地域では「剪定枝は太さ10cm未満、長さ60cm未満、1回のゴミ出しに2袋分まで」と決められています。1袋45円なので2袋分ゴミ出しすると90円になります。ただし、大量には捨てられません。
ゴミ処理場に持ち込んで処分
例:10kg:130円~200円
大量にゴミ出しする場合はコチラが現実的です。ゴミ処理場、清掃センター、クリーンセンターとも呼ばれます。ゴミ処理場によって処分方法、費用が異なりますので事前に確認してください。例えば私の住んでいる地域では「剪定枝は太さ10cm未満、長さ1m未満、1m未満の紐で縛って1束とし、透明な90リットルの袋に入れてゴミ出しすること」を条件に引き取ってもらえます。あまりにも大量の剪定枝は引き取ってもらえない場合があります。
造園業者、便利業者に依頼して処分
例:軽トラック1台 (350kg) で4000円~8000円ほど
お金はかかりますが、一番簡単です。剪定した枝をそのまま業者に依頼して引き取ってもらいます。長さを切りそろえたり、分別したりする手間がかかりません。造園業者に剪定を依頼し、そのまま引き取ってもらうケースも多いようです。軽トラック平積みで4000円~、軽トラックに山積みで8000円~ほどになります(業者によって異なるのであくまで目安です)。厳密に計算するわけではなく、目分量で測る業者さんが多いようです。運搬費、人件費がかかりますのでどうしても割高になります。
剪定枝は燃やして炭にするのがオススメ
毎年大量に剪定枝がでるお宅では処分費用もばかになりません。毎年業者に依頼して処分するのはうんざり…。大量に処分する場合は燃やして炭にするのがオススメです。「燃やすと野焼きになるのでは…?」と心配されるかもしれませんが「無煙炭化器」を使えば野焼きになりません。
【無煙炭化器の特徴】
- 特殊構造で煙が出ません。
- 野焼き規制の対象外品です。
- 剪定枝の処分に役立ちます。
「無煙炭化器」を使えば「炭焼き」(炭を作る行為)になるので野焼きになりません(メーカーHPより。農林水産省に確認済み)。また、特殊構造で煙が出ないため近隣住民様の迷惑にもなりません。
実際に剪定枝を炭にしてみる
実際に剪定枝を炭にしてみた様子をご紹介します。
「無煙炭化器」を平らな地面の上にセットします。火災の心配の無い、十分に広い場所に置いてください。
炭焼き器の中に剪定枝を投入し、火を点けます。よく乾燥した枝を投入してください(水分が残っていると燃えにくい&煙が出ます)。火の勢いが弱い最初のうちは少量の煙が出ることがあります。
十分に火の勢いが強くなると煙が出なくなります。炭焼き器がいっぱいになるまで枝を投入します。
完成した枝炭です。上部が少し灰化して白くなってしまいましたが、中はしっかり黒い炭ができています。
出来上がった炭は農地(家庭菜園)の土壌改良材に使うのがオススメです。炭は政府指定の土壌改良材認定品目です。多孔質のため通気性、保水性に優れ、細かく砕いて土に混ぜると植物の根張りが良くなります。また、土中の微生物が活性化し土が元気になります。農家さんがお金を出して買うほど、炭は高機能な土壌改良材なのです。
動画で確認したい方はコチラ
動画で確認したい方はコチラ。
なぜ煙が出ないの?
剪定枝を燃やしているのになぜ煙が出ないのか?不思議に思う方もいるかもしれませんが、その秘密はこの特殊構造にあります。容器の縁で炎が渦巻くように空気が発生するため、未燃焼ガス(煙)が再度巻き込まれて完全燃焼し煙が出なくなります。また、ステンレスにより熱が反射されて容器内の温度は800~900度になります。高温で燃やすことで煙を抑制しています。
容器内の底部は酸欠の蒸し焼き状態になり、炭化が進みます。ストーブメーカーが研究に研究を重ねた形だからこそ、効率よく剪定枝を燃やすことができるんですね。
炭焼き器 使用事例
千葉県柏市で市役所職員立会いのもと、梨農家さんから出た剪定枝を炭にする試験運用が行われました。(「無煙炭化器」は全国の市町村、行政、森林組合で導入されています。)梨の剪定枝を炭焼き器で燃やし、炭にすることで再利用します。持ち込まれた剪定枝は伐採から2~7日の物だったため煙が出てしまいましたが無事炭にすることができました(十分に乾燥させた枝であれば煙は出ません)。
出来上がった炭は農家さんに持ち帰ってもらい、土壌改良材として再利用していただきました。
まとめ
- 剪定枝は少量なら燃えるゴミとして出せます。
- 量が多い場合は最寄りのゴミ処理場に持ち込みましょう。
- 費用が掛かっても構わないのであれば、造園業者に引き取ってもらうのが簡単です。
- 毎年沢山の剪定ゴミが出る方は「無煙炭化器」で処分するのがオススメ
今回は剪定枝の処分方法についてご紹介しました。剪定枝は燃えるゴミに出すのが一番簡単で安価に済みますが、少量しか処分できません。量が多い場合はゴミ処理場に持ち込みましょう。有料ですが業者に依頼するよりは安く済みます。毎年沢山の剪定ゴミが出る方は「無煙炭化器」で処分すると良いでしょう。
商品ページ | 品名 | 容量 | 価格(税込) |
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無煙炭化器 50サイズ【送料無料】 | 565×210mm 家庭用 (35リットル) 1.8kg |
27,500円 | |
無煙炭化器 100サイズ | 980×340mm 農家用 (167リットル) 7.2kg |
66,330円 | |
無煙炭化器 150サイズ | 1480×450mm 竹林整備用 (533リットル) 16.6kg |
152,460円 |