伐採した竹の処分方法!竹炭にして有効活用するのがオススメ

竹の処分法

「竹害」と呼ばれるほど竹は厄介な植物です。繁殖力が非常に強く、伐採も大変ですし、処分にも困ります。「竹を伐採したけど処分に困っている…」という方は本当に多いと思います。市町村のゴミ処理センターでは引き取ってくれないため、基本的に産業廃棄物業者に依頼することになります。しかしそこで気になるのが処分費用…。今回は竹炭にして有効活用する方法をご紹介します。




竹の処理方法比較

竹炭の話に移る前に、まずは一般的な竹の処分方法について比較してみます。

家庭ゴミとして出す

非現実的な方法です。私の住む町では竹は60cm未満に切り、1世帯あたり2袋まで可燃ゴミとして出すことができるということでした。そんなんじゃ全然足りません!

粗大ゴミとして出す

非現実的な方法です。家庭ゴミとして出せない物は粗大ごみとして有料で引き取ってくれる場合があります。私の住んでいる町の最寄りのクリーンセンターに電話で確認してみたところ「50cm未満に切りそろえ、太さ12cm未満、よく乾燥させること」を条件に有料で引き取るとのことでした。切りそろえるのに大変な手間がかかりそうです。

産業廃棄物業者に引き取ってもらう

お金はかかりますが確実です。竹の処分は昔からある問題なので引き取ってくれる業者さんは多いです。一般的な業者さんだと1キロあたり25円~40円ほどで処分してくれるそうです。安いように見えますが、例えば竹300本を処理したとすると約14万円になります。さらに搬出費・運搬費・人件費もかかるのでもっと高く想定しておいた方が良いでしょう。

敷地内に放置する

もはや諦めの境地です。伐採した竹を野ざらしにし、土に還るのを待ちます。しかし、竹は木材と違って非常に丈夫なので朽ち果てるまでに大変な年月がかかります。

燃やして竹炭にする【オススメ】

竹は竹炭にするのが一番オススメです。竹炭には農地の土壌改良材として優れた効果があり、農家さんがお金を出して業者から買うほどです。竹炭を農地に混ぜると、酸性土壌を中和し、通気性・保水性を高めて根張りを良くします。さらに竹炭からしみ出したミネラル成分が植物の成長を助けます。(炭は政府の土壌改良資材認定品です)

竹炭の作り方

「無煙炭化器」を使用

竹炭というと難しそうに思えるかもしれませんが、「無煙炭化器」を使えば簡単です。大きな焼き窯やドラム缶は必要ありません。このすり鉢状の容器を庭先に置くだけで竹炭が作れます。

無煙炭化器

【無煙炭化器の特徴】

  • 特殊形状で煙が出ません。ご近所迷惑になりません。
  • 庭先で簡単に竹炭が作れます。
  • 野焼きの規制外品です。

無煙炭化器」は特殊形状なので(容器の中が高温になるので)煙がほとんど出ません。「竹を燃やすと煙で近所迷惑になる」ということはありませんのでご安心ください。

また、無煙炭化器を使って燃やした場合「炭焼き」になるため「野焼き」の規制対象にはなりません(メーカーHPより)。竹を大量に処分したい場合に大活躍します。

【無煙炭化器の規格】

商品ページ 品名 容量 価格(税込)
 無煙炭化器 M50サイズ【送料無料】 565×210mm
家庭用 (35リットル)
1.8kg
 28,296円
 無煙炭化器 M100サイズ 980×340mm
農家用 (167リットル)
7.2kg
 64,800円
 無煙炭化器 M150サイズ 1480×450mm
竹林整備用 (533リットル)
16.6kg
 142,560円

【関連】無煙炭化器カタログ(メーカーHP内のもの)

無煙炭化器使用の様子

無煙炭化器を使って竹炭を作る様子をご紹介します。

竹炭作りの準備

竹炭を作る材料を用意します。竹は伐採から数か月置いて十分乾燥したものを使用してください(水分が残っていると燃えにくい&煙が出ます)。また、竹は縦に割るか節ごとにヒビを入れてください。そのまま焼くと中の空気が膨張して破裂します。

竹以外にも枯枝、剪定枝、もみがら等を焼くことができます。

炭焼き器の設置

無煙炭化器を設置します。火災の心配の無い、十分に広い場所に置いてください。平らな土の上が望ましいです。下に隙間ができると空気が入ってしまうため、土にねじ込むように押し込んでください。どうしても隙間ができてしまう場合は土を盛ってください。

コンクリートの上にも設置できますがコンクリート表面が炭で黒くなってしまうので、気になる方は下に耐火レンガなどを敷いてください。アスファルトは燃えてしまうので避けてください。

火を点ける

着火剤を入れて火を点けます。着火剤にはダンボールの切れ端がオススメです。火が付いたら少しずつ竹を投入します。火力の弱い最初のうちは煙が出ます。

竹を投入

火の勢いが強くなってきたらどんどん竹を投入します。空気の入る隙間ができるように置きましょう。

火の勢いが強くなった状態

火の勢いが強くなると煙が出なくなります。無煙炭化器の中が高温になり、下部は酸欠の蒸し焼き状態で炭化が進みます。容器がいっぱいになったら竹の投入を止めます。

炭化が進んだ状態

炭化が進むとどんどん火が小さくなります(火が残っている所はまだ炭になっていない部分です)。火が小さくなるまで待ちますが、放っておくと上部から灰になってしまうので、いつまでも炎が出ている部分は取り除きます。最後に中身をかき混ぜて、炭から炎が出ていなければ完成です。ここまでおよそ30分です。

水をかけて消火

最後に炭を消火します(炭は火が残りやすいので注意してください)。水をかけて消火する方法が最も簡単です。湯気が出なくなるまでたっぷりの水をかけてください。水をかけた後は15分ほど置いて、さらに水をかけて湯気が出ないことを確認してください(火が残っていると火災の原因になります)。

ドラム缶などの容器に入れて酸欠状態にして消火することもできます。燃えない容器に移し、蓋をして酸欠状態のまま1日置きます。翌日、ドラム缶を触り全体がしっかりと冷たくなっていることを確認してください(火が残っていると火災の原因になります)。

炭の完成

竹炭の完成です。炭は火が付きやすいので十分に注意してください。布の袋など、燃えやすい物に入れて保管しないでください。また、保管する際に燃えやすい物を近くに置かないでください。

出来上がった竹炭

出来上がった竹炭です。焼くのに30分、消火するのに15分ほどかかりました。広い場所さえあれば、庭先でも焼くことができます。竹炭は細かく砕いて、土壌改良材として農地(家庭菜園)に撒くのがオススメです。

動画で確認したい方はコチラ

動画で確認したい方はコチラ。

何故煙が出ないの?

炭焼き器の図解

煙が出ない秘密は何といってもこの形状です。一見簡単な構造に見えますが、空気の流れで縁で渦を巻くように燃え上がります(対流燃焼)。この対流燃焼のため、未燃焼のガス(煙)が再度引き込まれ完全燃焼することで煙が出なくなります。またステンレスにより、熱が反射するため容器の中は800~900度の高温になり一気に炭化が進みます。

煙がほとんど出ないため、ご近所様の迷惑になりません。安心して竹を処分することができます!

竹炭の再利用の事例

実際に竹を利用して竹炭を作っている例をご紹介します。

【碧い海の会】大分県 大分市

碧い海の会

枯れた竹が放置されたままになっている山の整備に無煙炭化器150サイズを使用。炭窯で約1日かかっていた竹炭作りが一転、無煙炭化器を使用し約1時間半で400リットルの炭を作っています。竹炭は農業に使用します。

【北九環浄研】福岡県 北九州市小倉南区

北九環浄研

放置竹林の管理に無煙炭化器を使用しています。九州は竹林が多く、放置竹林に困っている方が多いのです。放っておくと竹が田畑や森に侵入し悪影響を及ぼします。枯竹を集め、竹炭にし農地の土壌改良剤として使用しています。既に8トンの竹炭を製造しました。今後は竹炭を販売した収入でスタッフを賄うシステムを考えています。

【カーボンマイナスプロジェクト】京都府 亀岡市

カーボンマイナスプロジェクト

京都府亀岡市で竹炭を作って二酸化炭素を減らすカーボンマイナスプロジェクトを実施しています(竹は燃やしても、放置して土に還しても放出する二酸化炭素は同量のため、炭にして二酸化炭素を固定し土中に埋めるプロジェクト)。伐採した竹を無煙炭化器で竹炭にし、田畑に撒いて作物を栽培。ブランド作物を販売することで人件費・運搬費を賄っています。竹を処分しつつ、二酸化炭素の削減、さらに作物の成長促進と一石三鳥のプロジェクトです。

その他の竹林整備の様子

その他竹林整備で「無煙炭化器」が使用された様子です。(写真は竹林整備用の大型サイズになります。)




まとめ

  • 竹は家庭ゴミに出せますが、一度に少量しか出せません。
  • 放置して土に還すこともできますが、長い年月がかかります。
  • 手早く簡単に処分したい場合は産業廃棄物業者に引き取ってもらうのが良いでしょう。(ただし費用はかかります)
  • お金をかけたくない場合は炭焼き器で炭にして処分するのがオススメです。
  • 無煙炭化器」を使えば煙が出ないためご近所迷惑になりません。

今回は竹の処分方法についてご紹介しました。竹は繁殖力が強いうえに非常に丈夫なので、処分するのは大変です。一番現実的なのは産業廃棄物業者に引き取ってもらうことですが、費用がかかります。そこでオススメなのが無煙炭化器で竹炭にしてしまうことです。「無煙炭化器」を使えばご近所迷惑になりません。出来上がった炭は農地に撒けば土壌改良材として有効活用できます。

無煙炭化器

商品ページ 品名 容量 価格(税込)
 無煙炭化器 M50サイズ【送料無料】 565×210mm
家庭用 (35リットル)
1.8kg
 28,296円
 無煙炭化器 M100サイズ 980×340mm
農家用 (167リットル)
7.2kg
 64,800円
 無煙炭化器 M150サイズ 1480×450mm
竹林整備用 (533リットル)
16.6kg
 142,560円