植木・庭木の手入れ

ツツジのおすすめ肥料を教えて!施肥の時期はいつがいい?

2019年11月22日

ツツジ 肥料

ツツジと言えば綺麗な花ですが、肥料を与えないと花が咲かなくなるので注意しましょう。ツツジが花を咲かせるには沢山のエネルギーが必要になり、毎年肥料を与えないと体力が無くなり花が咲かなくなってしまいます。肥料は冬、花後、秋の3回が良いでしょう。今回はツツジの肥料のやり方を解説します。

年間作業カレンダー

ツツジの年間作業カレンダー

ツツジは「庭植え」と「鉢植え」で管理方法が異なります。両方の肥料のやり方について解説します。

庭植えツツジの肥料

庭植えの肥料について

「庭植え」の場合はある程度大雑把に肥料をあげても大丈夫です。肥料が多すぎても自然と薄まりますし、逆に肥料が少なくても周囲の土から流れてくるからです。肥料をあげなくても枯れはしませんが、栄養不足で花が咲かなくなることがあるので注意しましょう。

肥料を与える時期

1月

寒肥(かんごえ)を施しましょう。冬はツツジが休眠期に入るため肥料焼けの心配がありませんし、肥料分が分解されて春先に栄養が行きわたるので効果的です。1年の成長を決める大事な肥料なので必ずあげましょう。

2月

1月に肥料を与えていない場合は、上記の通り作業してください。

5月

花が終わったらお礼肥を与えます。花が咲いた後にお礼の意味をこめて肥料を与えることからお礼肥と呼ばれています。花を咲かせた後のツツジは体力を使い疲労状態なので、肥料をあげて栄養補給させてあげましょう。

6月

5月に肥料を与えていない場合は、上記の通り作業してください。

9月

秋は気候が落ち着き株が成長する季節です。花芽(翌春に咲くもの)も発達するのでしっかり肥料を効かせましょう。

ツツジのオススメ肥料

ニワユタカ肥料セット

ツツジにはニワユタカ肥料セットがオススメです。補助肥料+栄養肥料のセットになっているため、肥料分を効率良く吸収させることができます。また、樹木の必須栄養素10種 (チッソ、リン酸、カリ、モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸) を配合してるため、栄養バランスを総合的に整えます。

※庭木用です。鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。

【関連】ツツジの花が咲かない場合の対処法

肥料をあげる場所

肥料をあげる場所

画像の赤い場所に沿って深さ10cmほど穴を掘り、土と混ぜながら肥料を埋めると良いでしょう。肥料は樹木の根の先から最も効率良く吸収されます。根の先は丁度樹冠(葉が茂っている部分)の先に来るように成長するので、樹冠に沿って施肥するのが効果的です。肥料をパラパラと撒くと根が地表に上がって来て浅くなってしまうので、できれば10cmほど穴を掘って肥料を埋めましょう。

鉢植えツツジの肥料

鉢植えの肥料

鉢植えは土が少ないため、肥料の影響を強く受けます。特に気を付けなければいけないのが肥料のやり過ぎです。肥料分が多くなると肥料焼けしてしまう(根が傷んでしまう)ので、慎重に与えましょう。栽培に慣れていない方は、最初は少なめで徐々に増やしましょう。

肥料を与える時期

3月

花が咲くまでに素早く肥料を吸収させたいので液肥を与えましょう。使用量は商品によって違うので、パッケージ説明欄を良く読んで使用してください。開花中に肥料が残っていると花もちが悪くなるので固形肥料は使わないようにしましょう。

5月

花後のお礼肥を与えましょう。油かすと骨粉を8:2で混ぜた物を用意し、5号鉢なら茶さじ2杯分、6号鉢なら茶さじ3杯分、7号鉢なら茶さじ4杯分を施しましょう。

6月

5月に肥料を与えていない場合は、上記の通り作業してください。

9月

秋は株が充実し、花芽が育つので肥料をあげましょう。油かすと骨粉を8:2で混ぜた物を用意し、5号鉢なら茶さじ2杯分、6号鉢なら茶さじ3杯分、7号鉢なら茶さじ4杯分を施しましょう。

肥料の種類

  • 油かすと骨粉を8:2で混ぜた物
  • 液肥

庭植えと同じく、油かすと骨粉を8:2で混ぜた物がオススメです。茶さじで1杯ずつとり、偏らないように満遍なく施肥してください。固形の化成肥料はできるだけ使わない方が望ましいです。特に野菜用の溶けるのが早い肥料は避けましょう。肥料焼けする恐れがあります。どうしても油かす、骨粉が手に入らない場合は緩効性(ゆっくりと溶けだすもの)の化成肥料を使用してください。

春先なら液肥を使用しても良いでしょう。液肥は肥料成分が薄いですが、吸収が早いのが特徴です。開花中に肥料分が残っていると花もちが悪くなるので、花前に液肥で素早く吸収させます。

まとめ

  • ツツジは花を咲かせるために沢山のエネルギーを必要とします。
  • 肥料をあげないと体力が無くなり、翌春から花が咲かなくなります。
  • 庭植えの場合はある程度大雑把に肥料をあげても大丈夫です。
  • 鉢植えの場合は土が少ないため、慎重に肥料をあげましょう。
  • ツツジにはニワユタカ肥料セットがおすすめです。

ニワユタカ肥料セット

※庭木用ですので、鉢植えには使用しないでください。

  • この記事を書いた人
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加瀬

7年ほど造園資材、清掃資材の販売に携わっています。除草剤、苔駆除剤、植木肥料、消臭剤、清掃資材などをプロ目線でご紹介します。庭園管理士の資格所持。 【詳しいプロフィールはコチラ】

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