梅の花が咲かない理由を徹底解説!剪定の時期が重要です!

梅の花が咲かない理由

「梅の花が咲かない理由」で最も多いのが剪定の失敗です。剪定の時期を間違うと花芽が全然付きません。また、「肥料不足」「樹が若い」「踏み固めによる酸欠」なども考えられますのでひとつひとつ解説していきます。

※この記事は庭植え管理方法の解説です。鉢植えとは異なりますのでご注意ください。




梅の花が咲かない理由

剪定時期が間違っている

剪定の時期に注意

「剪定を全くしていない」「夏場に葉が茂ってきたら適当に剪定している」という人は要注意です。梅の花芽で最も重要なのが剪定です。剪定を間違えると花芽が一切付きません。

梅は7~8月頃に花芽がつくられ、これが翌春に開花します。つまり夏から~翌春の間に花芽を剪定で落としてしまうと花が咲かなくなります。「夏に葉が茂ってしまい邪魔だから剪定した」という失敗はよくあるんじゃないでしょうか?剪定しても良いんですが、花芽を落とさないように十分注意してください。

さらに梅は短果枝(長さ10cm以下の枝)に花を付ける習性があります。短果枝を沢山作るのが開花のコツです。

正しい選定方法

梅は冬剪定と夏剪定があります。樹形を整えるのは冬剪定がメインになり、夏剪定は徒長枝を中心に切り取ります。

冬剪定は12~2月の間に行います。葉が落ちて全体の形が見やすくなるからです。徒長枝(幹や太い枝から上に向かってまっすぐ伸びる細長い枝、花が付きにくい)、枯れ枝、弱った枝を優先して取り除きます。次に交差した枝、重なっている枝を切り落とします。枝が重なっていると風通しが悪くなって病害虫の発生原因になったり、強風によって折れる恐れがあるからです。最後に先端の枝が、枝元から15~20cmになるように切り詰めます(短果枝ほど良い花を沢山付けるためです)。

夏剪定は徒長枝、枯れ枝、弱った枝だけ切り取りましょう。上の項目で「夏剪定は行わない方が良い」と書きましたが、徒長枝だけは話が別です。徒長枝は夏の間に猛烈な勢いで伸びますし、太くなってからだと切るのが大変です。また、徒長枝は花芽を付けにくいので切ってしまっても大丈夫です。幹や太い枝から上に向かって勢いよく伸びる枝だけを切りましょう。その他の枝は花芽を落としてしまう恐れがあるので切ってはいけません。

剪定ができない場合は

「剪定に自信が無い…」「高齢で剪定ができない…」「樹が高くて剪定できない…」という方は素直にプロ業者に依頼してしまった方が良いでしょう。「剪定中に高い所から落ちて怪我をしてしまった」「ハチに刺されてしまった」という話もよく聞くので無理をする必要はないです。

「地元の剪定業者を知らない…」という方はインターネットから申し込める剪定110番がオススメです。日本全国どこでも対応していますし、パソコンから申し込めるので気軽です。また、全国展開しているのでぼったくられる心配もありません。無料で見積りも行ってくれるので、とりあえず値段を調べてみるだけでもアリだと思います。今は色んなサービスが増えて本当に便利になりました。

肥料不足

肥料が足りない

「購入して数年は花が咲いていたけど、ここ最近は全然咲かない」「買ってからほとんど手入れをしていない」という場合は肥料不足が考えられます。花や実を付けるには沢山のエネルギーが必要です、定期的に肥料を与えないとあっという間に体力が無くなって花が咲かなくなります。

ウメの施肥は実を付けているかどうかで変わります。実を付けていない場合は6月下旬と11月下旬の2回に分けて肥料を与えます。6月は実が終わるシーズンなので無駄な体力を使う心配が無いためです。冬の施肥は1~2月に行うのが一般的ですが、ウメは冬でも根が伸びますし、遅い時期だと枝の徒長や生理落果に繋がるので早めに11月下旬に与えます。

実が多い場合は体力の消耗が激しいので上記に加えて4月下旬、5月下旬にも肥料を与えましょう。

肥料は有機肥料(鶏糞、または油かす)に加えて化成肥料を与えましょう。化成肥料はN(チッソ)-P(リン酸)-K(カリ)の比率が8-8-8か、10-10-10の物が良いです。

【関連】梅の肥料、施肥方法について

肥料を与える場所

肥料は樹冠(葉が茂っているところ)に沿って与えてください。ほとんどの樹は樹冠の縁に丁度根の先端が来るようになっていて、根の先端が一番肥料成分を吸収してくれます。樹冠に沿って深さ20cmほどの穴を掘り、そこに肥料を埋めると良いでしょう。

オススメ肥料

ツチトコセット

花が咲かないウメにはツチトコセットがオススメです。普段使いの肥料は上記で書いた有機肥料と化成肥料でOKなのですが、それだけでは栄養が偏ってしまいます。市販の肥料はどうしてもチッソ、リン酸、カリに栄養が偏るため(植物にとってパンやご飯のようなものです)、長年与えるとバランスが崩れて生育不良になってしまいます。

ツチトコセットは7種の必須栄養素 (モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸) をバランス良く配合しているため、樹木の体調を総合的に整えます。「花芽増加」「樹勢回復」に優れた効果を発揮するのでオススメです。

(※肥料成分が強いので鉢植えには使用しないでください)

樹が若い

樹が若い

「樹が若い」「植え替えた直後」この場合も花が咲きません。若い樹は成長を優先するため、花を咲かせるエネルギーが残っていません。そもそも花や実は子孫を残すための生理現象(花を咲かせて種を付ける行為)ですから、成木でないと付かないのです。

小さい鉢で花が咲いている物もありますが、狭い鉢から庭に植え替えると再び成長が始まって花が咲かなくなる例もあります。葉の色ツヤが良ければ心配する必要はありません。植えてから2~3年は様子を見てみましょう。

踏み固めによる酸欠

踏み固めによる酸欠

「古木なのに花が咲かなくなってしまった」「人通りの多い場所に植えてある」古い樹でも花が咲かなくなる場合があります。土が踏み固められると根が酸欠になり、水も浸透しなくなるのでどんどん弱ってしまいます。人通りの多い場所、車通りの多い場所、土が固くなっている場所では注意しましょう。

土が固くなってしまった場合は冬に耕しましょう。冬は休眠期になるため、掘り返しても根への影響が少ないからです。ただし影響が少ないと言ってもダメージはありますから根が完全に露出しないように十分注意してください。スコップで根を傷つけるなどもってのほかです。1度に全部耕すと根を傷めてしまうので、ピザをカットするように部分ごとに分けて1年ごとに作業を行ってください。

まとめ

  • 梅は剪定の時期が重要です。夏~翌春にかけて花芽ができるので、花芽を切らないように冬に剪定しましょう。
  • 梅は短果枝(長さ10cm以下の枝)ほど花を付けます。先っぽの枝は枝元から短く切っておきましょう。
  • 自分で剪定できない場合は業者に頼んでしまいましょう。剪定110番がオススメです。
  • 梅は花、実を付けるのに沢山のエネルギーを使います。毎年必ず肥料を与えましょう。
  • 梅の肥料はツチトコセットがオススメです。
  • 若い樹は成長に体力を使うため花が付きません。成木になるまで待ちましょう。
  • 土が踏み固められていると酸欠になり生育不良になります。固くなっていないか確認しましょう。

ツチトコセット

(※肥料成分が強いので鉢植えには使用しないでください)