梅の肥料は何をあげればいい?時期は?やり方のコツはある?

庭植えの肥料

梅は花を咲かせるのにも、実を付けるのにも沢山のエネルギーが必要です。毎年しっかり肥料を与えないと体力が無くなって花が咲かなくなります。しかし、肥料を与えるのにも適切タイミング(時期)があります。このページでは効果的な施肥方法をご紹介します。




梅の年間作業カレンダー

梅の年間作業カレンダー

梅は大きく分けて「庭植え」「鉢植え」の2種類があります。それぞれの施肥方法についてご紹介します。

庭植えの梅の肥料

庭植えの肥料

庭植えはある程度大雑把に肥料を撒いても大丈夫です。鉢植えと違って細かく心配する必要はありません。

肥料を与える時期

4月の施肥

実が多く付いている場合は、果実を肥大させるために肥料を与えます。実が少ない成木の場合は肥料を与えなくても大丈夫です。幼木の場合は成長を促すために肥料を与えます。

5月の施肥

4月と同様、実が沢山付いている木、もしくは幼木の場合だけ施肥します。実の少ない成木には肥料は必要ありません。

6月の施肥

梅にとって重要な季節です。成木、幼木問わずお礼肥を与えます。年間施肥量の30%を施すぐらいの気持ちでしっかりと撒きます。お礼肥といえば花後の肥料を指しますが、梅の場合は結実シーズンが終わった6月が最適です。また夏から花芽が付き始めるので、この時期に肥料を与えることで翌春の花付きが良くなります。

11月の施肥

寒肥を与えます。寒肥といえば厳寒期の1~2月に与えるのが普通ですが、梅は冬でも根が伸びますし遅い施肥は枝の徒長や生理落果の原因になるので11月下旬が良いでしょう。

成木の場合

庭植えの成木

控えめに梅の施肥量目安を記載しておきます。生育環境によってはこれでも多すぎる場合があるので、様子を見ながら量を調整してください。ほとんど結実せず長い枝ばかり伸びている木は施肥を控えてください。反対に、結実が多く、短くて弱い枝しか伸びないようでしたら施肥量を増やします。

肥料は化成肥料のN-P-Kの割合が(6~8) – (6~10) – (8~10)の物を選んでください。入手が難しい場合は8-8-8、もしくは10-10-10でも大丈夫です。6月と11月は表の化成肥料とは別に、さらに同量の油かす、または鶏糞を与えてください。

幼木の場合

庭植えの幼木

幼木の場合は成長にエネルギーを使うため、成木よりも多めに肥料を与える必要があります。「小まめに沢山あげる」のを心がけてください。

肥料は成木と同じもので大丈夫です。6月と11月だけ、化成肥料とは別に同量の油かす、または鶏糞を与えるのを忘れずに。

肥料の種類

  • 化成肥料:N-P-Kの割合が(6~8) – (6~10) – (8~10)のもの
  • ↑が無い場合は8-8-8、または10-10-10でもOK
  • 油かす
  • 鶏糞

梅の肥料は低濃度でN(チッソ)よりもK(カリ)の比率が2~4%高い物が理想的です。これは梅のカリ要求度が高いこと、また6月と11月に与える油かす、鶏糞にカリ含有量が少ないためです。ただし、入手が難しければN-P-Kが8-8-8、もしくは10-10-10の物で代用しても大丈夫です。

花が咲かない、木が弱っている場合は

ツチトコセット

「梅の花が咲かない」「樹が弱っている」そんな場合には活力剤ツチトコセットがオススメです。ツチトコセットは7種の必須栄養素をバランス良く配合しているため、体調を総合的に整えます。

「もともとの土壌が悪い」もしくは「同じ肥料ばかり与えている」と栄養が偏り生育不良になってしまいます。市販の肥料のほとんどはN-P-K(植物にとってパンやご飯のようなもの)に栄養が偏っているためこのような現象が起こりやすいです。ツチトコセットは植物にとって必要不可欠な7種類の必須栄養素(モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸) をバランス良く配合しているため、欠乏しやすい栄養を効率良く補うことができます。水分を吸い上げるチカラ、肥料分を吸収するチカラをアップさせるため「花芽増加」「樹勢回復」に繋がります。

(※肥料成分が強いので鉢植えには使用しないでください)

【関連】梅の花が咲かない時に試して!対処法まとめ

肥料を与える場所

肥料を与える場所

肥料は樹冠(葉が茂っている場所)の縁に沿って与えるのが良いです。樹木は根の先端から1番効率良く栄養を吸収するのですが、樹冠の縁が丁度根が来る場所になります。肥料を撒くだけでは根が表面に上がって来て浅くなってしまうので、10~20cmほど掘って埋めると良いでしょう。肥料は1か所にまとめずに、均等になるようにバラバラに埋めてください。

鉢植えの梅の肥料

鉢植えの肥料について

鉢植えは土が少ないため、肥料濃度の影響がすぐ現れます。肥料が多くても少なくても弱ってしまうので調節が難しいです。慣れていない方は最初は少なめに与えて徐々に調節していきましょう。

肥料を与える時期

2月~3月

今春に植え替えをしない場合は早めに、植え替えをする場合は植え替えの10日後に与えます。1回の施肥で大丈夫です。

4月~5月

花が終わって結実のシーズンです。肥料をしっかりと効かせましょう。2か月の間に3回分の施肥をします。

7月~8月

基本的には施肥はしません。この時期に肥料を与えると枝の2度伸びに繋がりやすいからです。しかし、花芽ができる時期でもあり肥料不足になると花付きが悪くなります(翌春に花が咲かなくなる)。葉の色を見て薄いようでしたら肥料を与えましょう。

9~10月

枝の2度伸びの心配が無いので安心して施肥ができます。この時期の肥料は、夏に付いた花芽の成長に役立ちます。

 

鉢植え肥料

鉢植えの肥料は油かすに骨粉を20%ほど混ぜた物を使います。化成肥料は使わない方が安全です。鉢の大きさによって施肥量が変わるので、しっかりと計量して与えてください。6号鉢で茶さじ2杯(約5g分)、7号鉢で3杯(約7.5g分)、8号鉢で4杯(約10g)になります。

肥料の種類

  • 油かすに骨粉を20%混ぜたものがオススメ
  • 化成肥料は使用しない方が安全

鉢植えは土が少ないため、肥料分には細心の注意を払いましょう。多すぎても少なすぎても毒になります。油かすと骨粉を混ぜた物が特にオススメです。化成肥料は扱いが難しいので避けた方が良いですが、手軽に済ませたいという方は少なめに撒いてください。

まとめ

  • 花や実を付けるには沢山のエネルギーが必要になります。
  • 毎年肥料をあげないと体力が無くなって花が咲かなくなります。
  • 「庭植え」と「鉢植え」では施肥方法が異なるので気を付けてください。
  • 「庭植え」は大雑把に肥料をあげても、ある程度は大丈夫です。
  • 「鉢植え」は土が少ないので肥料を与える際には注意が必要です。多すぎても少なすぎても毒になります。
  • 「花が少ない」「樹が弱っている…」という時には活力剤ツチトコセットがオススメです。

ツチトコセット

(※肥料成分が強いので鉢植えには使用しないでください)