「床下浸水」修繕費や泥の撤去だけでも大変なのに、落ち着いたと思ったら臭いが酷い…なんて経験はないでしょうか?泥水は色々な雑菌を運んでくるため、泥を撤去しただけでは雑菌までは除去できないのです。そういった菌が乾燥して空気中に舞い上がることで臭いが発生します。あの東日本大震災でも使われた、床下浸水の臭い消しについてご紹介します。
目次
床下浸水後は何で臭いの?
床下浸水後に臭いが発生するのは、洪水や津波によって運ばれてきた雑菌が原因です。河川の氾濫が多い地域では、床下浸水(床上浸水)したら消毒するというのが一般的です。
水とともに様々な雑菌が住宅の中に侵入し、水が引いたあとも雑菌は残ったままになります。この雑菌が繁殖して悪臭を放ち、住宅に臭いをしみ込ませてしまうのです。
また、泥の中には大腸菌などの有害な物が含まれている場合もあります。この泥が乾燥すると、大腸菌がチリのように空気中に舞い上がります。このチリを吸い込むと体調を崩す場合もあります。
床下浸水の臭い対策にはニオワンダーがオススメ!
床下浸水の臭い対策にはニオワンダーがオススメです。ニオワンダーは岩手の洗剤製造メーカーが作ったバイオ消臭剤で、東日本大震災時の津波でも大活躍しました。津波が引いた後の臭い対策で高い効果を示したのです。ニオワンダーは酵素と有用バクテリアの働きにより、悪臭を発生させる有害菌の繁殖を抑えます。
床下浸水用(屋外用)の臭い消しですのでご注意ください。床上浸水(屋内)には使用できません。
ニオワンダーの使い方
床下浸水用(屋外用)の臭い消しですのでご注意ください。床上浸水(屋内)には使用できません。
床下浸水時の消臭
まず床下の泥をかき出してください。その後ニオワンダー室外用を10倍希釈し、噴霧器またはジョウロで表面がしっとりと濡れるくらい散布してください。
どうしても泥が取れない場合は5~10倍に希釈し、点検口・換気口などから噴霧器ノズルを挿しこみ地面にまんべんなく噴霧してください。
ガレキやゴミの消臭
ニオワンダー室外用を10~30倍に希釈し、噴霧器でまんべんなく全体に散布してください。ガレキの下に動物の死骸などがある場合があるので、隙間にもできるだけ散布してください。
ジョウロで散布する
ニオワンダーを水で10倍に希釈します(水で10倍に薄めてください)。
臭いのもとに向かってジョウロで希釈液を散布します。表土がしっとりと濡れるぐらい撒いてください。ジョウロは手軽で簡単ですが、噴霧器と比べてムラができやすいのが特徴です。
噴霧器で散布する
ニオワンダーを水で10倍に希釈します(水で10倍に薄めてください)。
臭いのもとに向かって噴霧器で希釈液を散布します。表土がしっとりと濡れるぐらい撒いてください。噴霧器は準備するまでが大変ですが、希釈液をまんべんなく散布できるため薬液の節約になります
何故ニオワンダーが効くの?
ニオワンダーは酵素と有用微生物の働きにより悪臭を発する有害菌の増殖を抑えます。善玉菌の繁殖を促すため、驚くほど効果が持続します。気温が高くなる前にサッと散布しておくことで夏場の臭いを抑えます。
ニオワンダーは仮設トイレの臭い消しにも使われています。上記の表はし尿の消臭試験結果になります。ニオワンダー投入から24時間でし尿の臭いが半減しているのがわかります。ニオワンダーに含まれる有用微生物がアンモニアに吸着し、周囲に阻止円を形成し増殖を抑えます。
まとめ
今回は床下浸水後の臭い消しについてご紹介しました。床下浸水時には泥と一緒に雑菌が運ばれてきます。泥を撤去しても雑菌だけは残るので、気温が上がってくると悪臭を放つようになります。そこでオススメなのがニオワンダーです。
ニオワンダーは酵素と有用微生物の働きによって有害菌の繁殖を抑えます。東日本大震災時の悪臭対策にも使用され高い効果を示しました。ニオワンダーの散布方法はとっても簡単。2~8倍に水で薄めて散布機で撒くだけです。臭いがきつくなる夏前に撒くのがオススメです。