ブルーベリーは実を楽しむ果樹です。実を付けるためには毎年沢山の肥料が必要になります。肥料を切らすと体力不足になり、翌年実が付かなくなるので注意しましょう。ブルーベリーの肥料は3月、6月、9月に施すのが効果的です。肥料の種類、施肥の時期などを解説します。
ブルーベリーの年間作業カレンダー
ブルーベリーは「庭植え」と「鉢植え」で管理方法、施肥方法が異なります。今回は両方の肥料のやり方をご紹介します。
肥料の時期
3月
休眠から覚めたブルーベリーが発芽を始める時期です。3月上旬~中旬にかけて元肥を施します。1年の成長を左右する大事な肥料なので忘れずに施してください。1年間に与える肥料の60%を与えるイメージです。緩効性の(ゆっくりと溶けだす)化成肥料が良いでしょう。
6月
果実が順調に大きくなる季節です。体力不足にならないように6月上旬に肥料を施しましょう。年間施肥量の20%を与えるイメージです。成木の場合は即効性の肥料でも良いですが、やはり緩効性の化成肥料が1番です。
7月
ブルーベリー収穫の時期です。実を付けて著しく体力を消耗しているのでお礼肥えを施しましょう。疲労回復の効果に加え、翌年の実の付き具合にも大きな影響があります。春先の休眠から覚めた直後の樹は前年に蓄えた栄養で成長を始めるので、前年から体力を付けておかなければいけません。年間施肥量の20%を与えるイメージになります。成木の場合は即効性の肥料でも良いですが、やはり緩効性の化成肥料が良いでしょう。
11月
積雪などで3月に肥料を撒けない寒冷地では11月上旬の肥料を元肥とします。3月と同様に、年間施肥量の60%を与えるイメージで、緩効性の化成肥料を施してください。翌年3月に施肥できる場合は不要です。
肥料のやり方
肥料は株元だけでなく、木の枝の広がりよりも大きく周りに散布してください(画像の赤い場所)。ブルーベリーの根は地上部よりも広がっていて、根の先端(細根)が最も効率良く栄養を吸収してくれます(根の広がった先に肥料を撒いてください)。逆に株元、幹の周りは太い根が張っているだけで栄養分の吸収はあまり良くないです。
肥料は地表にパラパラと撒いてください。ブルーベリーは根が浅いので、土を掘ってしまうと根を傷めます。
ブルーベリーのオススメ肥料
ブルーベリーには、ニワユタカ肥料セットがオススメです。補助肥料+栄養肥料のセットになっているため、肥料分を効率良く吸収させることができます。また、樹木の必須栄養素10種 (チッソ、リン酸、カリ、モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸) を配合してるため、栄養バランスを総合的に整えます。
※地植え用です。鉢植えには使用しないでください。
まとめ
- ブルーベリーの肥料は3月、6月、7月に与えてください。
- ゆっくりと溶けだすタイプの肥料がオススメです。
- ニワユタカ肥料セットがオススメです。