植木・庭木の手入れ

フジ(藤)の花が咲かない理由!葉っぱばかりで花が咲かないのは何故?

2020年2月5日

藤の花が咲かない理由

「フジの花が咲かない!」実は同じように悩んでいる方は多いです。フジは管理方法を間違えると全く花が咲きません。特に重要なのは剪定と肥料です。フジの花が咲かない理由とその対処法をご紹介します。

剪定の失敗

剪定の失敗

最も多いのが剪定の失敗です。「夏ごろにフジのつるが伸びてきて邪魔だったから剪定した」というのがよく見るケースです。フジの剪定は花後の5~6月、冬の12~2月以外には行ってはいけません。特に、夏場の剪定は厳禁です。

花が咲かない理由

フジは花が終わった後、7月頃に花芽が形成されます。この時期に作られた花芽が冬を越し、翌年の花となります。夏以外で花芽が形成されることはほとんどありませんので、1度切ってしまうと翌年の花が咲かなくなります。

5~6月の剪定

フジの花が終わったら剪定を行います。花がらを取り除いて、樹形を整えましょう。夏までに必ず作業をしておきます。夏~秋にかけてつるが伸びますが、冬までは決して切ってはいけません。

12~2月の剪定

落葉したら冬剪定の時期です。花芽をよく確認し、1枝に3~4個残すのを意識して切ってください。葉芽と花芽はよく似ていますが、ふっくらして大きい方が花芽です。枯枝、花芽の付いていない枝、内側に向かって伸びる枝、ひこばえ(根元や幹の途中から伸びたつる)は邪魔なので切っておきましょう。

肥料不足

肥料不足

次に考えられるのが肥料不足です。フジが花を付けるには沢山のエネルギーを使います。毎年欠かさず肥料を施さないと体力不足で花が咲かなくなるので注意しましょう。フジの肥料は油かす、骨粉を7:3で混ぜた物がオススメです。1月、5月、9月の年3回撒くと良いでしょう。詳しくは下記の関連ページをご確認ください。

【関連】フジの肥料について

樹が若い

樹が若い

「樹が若い」「植え替えた直後」によく見られるケースです。花を付けるというのは生殖行動の1つなので、成木にならないと咲きません。樹が若いうちは株の成長にエネルギーを費やすので、葉っぱばかり多くなります。植えてから5年ほどは様子を見てみましょう。

「鉢植えの時は花が咲いていたのに、庭に植えたら花が咲かなくなった」という話も良く聞きますが、狭い鉢植えでは成長がすぐに止まってしまうため一時的に花が咲いていただけです。広い場所に移せば再び成長を始めるため、花が咲かなくなります。

また、「根を切って刺激を与えて花を付けさせる」「枝を傷つけて生命の危機を感じさせることで花を付けさせる」という話をたまに聞きますが、フジに限っては効果が無いので絶対にやめましょう。傷つけることで逆に花が付きにくくなります。

チッソ肥料過多

チッソ肥料過多

「油かす肥料ばかり与えている」「近くに芝生があり、芝用肥料を毎年与えている」という場合はチッソ肥料過多かもしれません。チッソ肥料過多になると花が付きにくくなり、葉っぱばかり付くようになります。

植木の代表的な栄養素はN(チッソ)P(リン酸)K(カリ)の3つがあり、それぞれ役割が異なります。N(チッソ)は「葉肥え」とも呼ばれており、葉や茎の成長に欠かせない栄養素です。P(リン酸)は「花肥え」と呼ばれており、花や実が付きやすくなります。K(カリ)は「根肥え」と呼ばれており、根の発達を助けます。

油かすは万能肥料ですが、栄養素はチッソに偏っています。ここにリン酸を多く含む骨粉を加えると非常にバランスの良い肥料になります。上記で紹介している通り、油かすと骨粉を7:3で混ぜた物がオススメです。

樹が弱っている、花芽が少ない場合は

フジの花芽増加に

「樹が弱っている」「花芽が少ない」という場合には活力剤ニワユタカがオススメです。樹が不調になる原因は様々ですが、それを素人が見極めるのは非常に難しいです。しかし、どんな場合でも当てはまる治療法があります。それは「剪定を控えて」「水やりに注意し」「活力剤を施す」ことです。病人に消化の良い食事を与えて、安静にするのと同じ原理です。

ニワユタカは樹木に必要な栄養素7種類をバランス良く配合しています。肥料を吸収するチカラ、水を吸い上げるチカラ、免疫力を向上させることで樹勢を回復します。

※庭植え用です。鉢植えには使用しないでください。

ニワユタカ使用事例

クチナシへの施工事例

くちなしの使用事例

クチナシへの施工事例です。活力剤ニワユタカを使用したところ、樹勢が回復して花芽が沢山付きました。

芝桜への施工事例

芝桜の使用事例

芝桜への施工事例です。活力剤ニワユタカを使用したところ、株が元気になり花芽が沢山付きました。(草花には通常の3倍に薄めて使用します。)

まとめ

  • フジの花が咲かない理由で最も多いのが剪定の失敗です。
  • フジは夏ごろに花芽が形成され、それが翌年の春に花になります。
  • 夏に枝が邪魔だからといって剪定すると、翌年花が咲かなくなります。
  • 次に多いのが肥料不足です。毎年欠かさず肥料を施しましょう。
  • 樹が若い、植え替えたばかりだと、成長にエネルギーを費やすため花が付きにくくなります。
  • 樹が弱っている、花芽が少ない、という場合には活力剤ニワユタカが良いでしょう。

フジの花芽増加に

※庭木用です。鉢植えには使用しないでください。

  • この記事を書いた人
kase01

加瀬

7年ほど造園資材、清掃資材の販売に携わっています。除草剤、苔駆除剤、植木肥料、消臭剤、清掃資材などをプロ目線でご紹介します。庭園管理士の資格所持。 【詳しいプロフィールはコチラ】

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