フジ(藤)のおすすめ肥料を教えて!施肥の時期はいつがいい?

フジの肥料

フジは毎年たくさんの花を付けるため、肥料が欠かせません。肥料を忘れると体力不足になり、花が咲かなくなる恐れがあるので注意しましょう。基本は油かす、骨粉を7:3で混ぜた物を使用し、1月、5月、9月の年3回与えると良いでしょう。フジの肥料のやり方について解説します。




フジの年間作業カレンダー

フジの年間作業カレンダー

フジの年間作業例です。「庭植え」と「鉢植え」では管理方法、施肥方法が異なるので注意しましょう。両方の肥料の施し方についてご紹介します。

庭植えフジの肥料

庭植えの肥料について

「庭植え」は「鉢植え」と違ってそこまで神経質になる必要はありません。肥料を与えなくても枯れるほど弱ることはありませんし、逆に肥料をあげ過ぎてもある程度は分散します。

肥料の時期

肥料の時期

1月

フジが休眠期に入るため、寒肥(かんごえ)を施します。寒肥は1年の成長を左右する大事な肥料なので忘れずに施しましょう。この時期に肥料を施すことで、春先の根が動き出す頃に肥料が溶けて良く効くようになります。

肥料はゆっくりと溶けだす有機肥料(自然由来の肥料)を使用してください。油かす、骨粉を7:3で混ぜた物がオススメです。逆に分解の早い化成肥料(人工的に成分調整された肥料)は使用しないでください。根を傷める恐れがあります。

5~6月

花後のお礼肥えを施します。フジが花を咲かせるには沢山のエネルギーを使います。花後は体力不足になっているため、肥料を効かせて疲労を回復させてあげましょう。また、フジは花が終わったあと、夏頃に翌年の花芽が付き始めます(これが翌春の花になります)。この時期に肥料を与えておかないと、体力不足で翌年の花芽が付かなくなるので注意しましょう。

N-P-Kの3要素が等量の化成肥料か、油かすと骨粉を7:3で混ぜた有機肥料を使いましょう。

9月

9月は気候が落ち着き、過ごしやすくなる季節です。フジも株が充実して、栄養を蓄える時期なのでしっかりと肥料を施しましょう。寒肥と同様に、油かすと骨粉を7:3で混ぜた物がオススメです。

肥料の種類

肥料の種類

有機肥料【オススメ】

基本的には有機肥料(自然由来の肥料)がオススメです。油かす、骨粉を7:3で混ぜた物が良いでしょう。フジだけでなく庭木全般に使える万能肥料になります。有機肥料は化成肥料と比べてゆっくり溶けますし、肥料分が強すぎないので多少やりすぎても大丈夫です。

  • 寒肥:幹の直径20cmに対して3か所に穴を掘ります。それぞれの穴に両手で2杯ほどの肥料を入れます。直径30cmの場合は穴4か所、直径40cmの場合は穴5か所にしてください。
  • その他季節:幹直径10cm毎に両手で1杯分の肥料を施してください。20cmなら両手2杯、30cmなら両手3杯です。

化成肥料

化成肥料は人工的に成分調整された肥料です。有機肥料と比べて栄養価が高く、溶けるのも早いですが、その分根を傷めやすいので取り扱いには注意が必要です。また、栄養が偏りやすいので同じものを繰り返し使わないようにしてください。

有機肥料と比べて分解が早いため、寒肥には向きません(根を傷める恐れがあります)。反対に、お礼肥えのような素早く栄養補給したい場合には効果的です。N(チッソ)P(リン酸)K(カリ)の配合量が等量のものを選びましょう。N-P-Kが8-8-8や、10-10-10のもの。使用量はパッケージの説明に従ってください。

樹が弱っている場合は

ツチトコセット

「樹が弱っている…」「花芽が少ない…」そんな場合には活力剤ツチトコセットが効果的です。肥料を吸い上げるチカラ、水を吸い上げるチカラ、免疫力を向上させて樹勢を回復します。

勘違いされやすいのですが、樹が弱っている時に肥料を施すのは逆効果なのでやめましょう。肥料は人間で例えると高カロリーな食事のような物です。弱っている樹に肥料を施すのは、病人に高カロリーで脂っこい食事を出すようなものです。最悪の場合、さらに弱ってしまう恐れがあるので与えない方が良いです。樹を回復させるには、剪定を控え、水やりに注意し、活力剤を与えて様子を見るのが1番です。病人を安静にして消化の良い食事を与えるのと同じ原理です。

活力剤ツチトコセットは7種の必須栄養素をバランス良く配合しています。樹木の栄養バランスを総合的に整えることで樹勢を回復します。

(※庭植え用です。鉢植えには使用しないでください。)

肥料のやり方

肥料のやり方

肥料は画像の赤い場所(幹の直径の4~5倍の円周上)に20cmほどの穴を掘って、土と肥料を混ぜて埋めてください。樹木は根の先端(細根)から最も効率良く肥料を吸収します、逆に幹の近くはあまり肥料を吸収しません。幹から少し離すように施してください。

一般的な樹木であれば枝の先端部を目安に穴を掘れば良いのですが、フジはつる性の樹木なので(枝がどんどん伸びるので)幹の太さを目安に肥料を施しましょう。

肥料を表面にパラパラと撒くと根が上がって来て浅くなってしまいます。20cmほどの穴を掘って土と混ぜて埋めましょう。この時、根を傷めないように(深く掘らないように)注意してください。

鉢植えフジの肥料

鉢植えの肥料

「鉢植え」は「庭植え」と違って肥料の管理が難しいです。「鉢植え」は土が少ないため、肥料濃度が上がりやすく肥料焼けしやすいです。かといって肥料をあげないとフジの花が咲かなくなります。

肥料の時期

1月

フジの休眠期です。寒肥(かんごえ)を施しましょう。この時期に肥料を施すことでじわじわと肥料が溶けだして、春先に栄養が行きわたります。発酵油かすに骨粉を混ぜた固形肥料がオススメです。無い場合は油かすと骨粉を7:3で混ぜ、水で練って自作しても良いでしょう。鉢の縁(外側)にぽんと置いてください。親指大の玉肥えを7号鉢で5個使用してください。

粉状肥料を撒いたり、土に埋めたりすると吸収が早すぎて根を傷める恐れがあります。また、分解が早い化成肥料も避けてください。

3月

休眠期から覚め、活動を始める季節です。芽出し肥えとして粉状の油かすを施します。5~6号鉢で小さじ1杯が目安です。

5~6月

花後のお礼肥えを施します。この時期に肥料を施さないと体力不足で翌年の花芽が付かなくなってしまうので注意しましょう。寒肥と同様に発酵油かすに骨粉を混ぜた固形肥料が良いでしょう。親指大の玉肥えを7号鉢で3個使用してください。

9月

猛暑が落ち着きフジが成長する季節です。株を充実させるためにしっかりと肥料を効かせましょう。油かすと骨粉を7:3で混ぜた物を使用しましょう。5~6号鉢で小さじ1~2杯が目安です。

肥料の種類

  • 固形の発酵油かす(市販の物)
  • ↑が無い場合は油かす、骨粉を7:3で混ぜ水で練って親指大の玉肥えを作る。

基本的には固形の発酵油かす(市販の物)が良いでしょう。骨粉が入っていると尚良いです。使用量はパッケージの説明に従ってください。手に入らない場合は、油かす、骨粉を7:3で混ぜて自作しましょう。水で練り、親指大の大きさに丸めて玉肥えとして使用します。7号鉢で5個が目安です。鉢の縁にぽんと置きましょう。

化成肥料はできるだけ控えましょう。栄養価が高いうえに溶けるのが早いので、土の少ない鉢植えでは根を傷める恐れがあります。有機肥料(油かす)を使った方が安全です。

まとめ

  • フジは花を咲かせるのに沢山エネルギーを使います。毎年肥料を与えて体力を回復させてあげましょう。
  • 肥料をあげる時期は1月、5月、9月です。
  • 肥料は油かす、骨粉を7:3で混ぜた物がオススメです。
  • 「庭植え」は多少大雑把に肥料を与えても大丈夫ですが、「鉢植え」は土が少なくて繊細なので慎重に施肥してください。
  • 樹が弱っている場合には活力剤ツチトコセットがオススメです。

ツチトコセット

(※庭植え用です。鉢植えには使用しないでください。)