「カラスがベランダに来て悪さをする」そんな苦情が近年増えています。カラスが人間の生活圏にいても安心だという認識が広まっているためです。カラスによる被害は様々で「糞害」「ベランダの物(ハンガーなど)をとっていく」「生ごみを漁る」「植木鉢をつつく」「ベランダにとまって威嚇してくる」などです。今回はカラスがベランダに来る理由と対策方法をご紹介します。
目次
カラスがベランダに来る理由
エサ(生ゴミ)を探している
一番の理由はこれです。生ごみを一時的にベランダに置くご家庭は要注意です。また、ベランダで鉢を使って野菜や果物を育てているご家庭も狙われることがあります。
エサを隠す場所を探している
カラスは非常に頭が良い生物ですので、調達した餌を後で食べられるように目立たない場所に隠す習性があります。ベランダに植木鉢や影になるような場所がある場合は要注意です。カラスが餌を隠しに飛来することがあります。
巣の材料を探している
これもよくあるケースです。カラスは巣の材料にハンガーや針金を使うことがあり、ベランダからハンガーを取っていきます。ベランダにハンガーをかけっぱなしの家庭も多いと思いますが、カラスを頻繁に見かけるようでしたら室内に片付けた方が良いでしょう。近年では電線や電波塔にカラスが巣を作り、ハンガーでショートを引き起こす事件も起きています。
最も簡単な対策法!
上記で挙げた3つの問題点を解決するのが最も簡単な対策法です。
エサになるものを置かない
最も重要なポイントです。カラスが飛来する一番の理由は「食べ物」です。食べ物になるような生ごみは置かないようにしましょう。また普通のゴミ袋も要注意です。カラスはゴミ袋に生ごみが入っているのを学習しているので、普通のゴミ袋でも荒らされるケースがあります。
また、カラスが飛来する時はベランダでの家庭菜園もやめましょう。野菜が荒らされる恐れがあります。
ベランダを片付ける
ベランダに死角が多いと、カラスが餌を隠しに来る恐れがあります。特に植木鉢のようなものは要注意です。不要な物は片付けて、できるだけスッキリした状態にしておきましょう。
ハンガーを片付ける
カラスは巣材を求めてベランダにやってくるので、材料となるハンガーや小さな金属などは片付けておきましょう。また、木の枝、小さな木片、ロープ、糸くずなども巣の材料として使われます。
それでもカラスが飛来する場合は?
残念ながらこれだけ対策してもカラスが飛来することはあります。エサ場(ゴミ置き場など)が近くにある、巣が近くにある、など個人では対策できないようなケースです。そのような場合はプロの専門業者に依頼するのをオススメします。
専門業者に依頼する【オススメ】
一番オススメなのは鳥専門の対策業者に依頼することです。色々なカラス対策グッズが市販されていますが、場所によって適切な物を選ばないと効果がありません。(例えば間違った所にネットやテグスを張っても効果がありません)。カラス問題で深刻に悩んでいるのであれば、やはりプロの専門業者に依頼するのが一番です。
そこでオススメなのが専門対策業者の鳩110番です。鳩と書かれていますが、もちろんカラスにも対応してくれます。プロの専門業者なので現場に合わせてテグス、ネット、忌避剤など、適切な方法を提案してくれます。個人で対策すると失敗しがちですが、やはりプロに頼むと安心です。
ネットから申し込み可能で24時間365日対応してくれるので便利ですし、日本全国対応しているので頼みやすいです。また、無料で見積りしてくれるのでとりあえず値段を確認したい場合にもオススメです。
ネット(網)を張る
次にオススメなのがベランダにネット(網)を張る方法です。物理的にカラスが侵入してくるのを防ぎます。ただし、設置が大変なのと、少しでも隙間があるとカラスが侵入してくる点に注意しましょう。また、美観を大きく損ねるのが問題です。
高所で作業する場合は重大な事故に繋がる恐れがあるので十分に注意して作業を行ってください。どうしても危険な場合は業者に依頼した方が良いです。
テグスを張る
ベランダの柵にテグス(ワイヤーのような物)を張るのも効果的です。テグスを張ることでカラスが引っ掛かり、ベランダに入れなくなります。コチラも設置が大変なのと、ネットよりも怪我の危険が大きくなるのが問題です。
トゲトゲを設置する
カラスの飛来する場所にトゲトゲを設置する方法です。安価で済む方法ですが、カラスの大きさに合わせた物を選ばないと効果がないので注意しましょう。例えば、あまり大きい物を選ぶとカラスがトゲトゲの隙間にとまってしまう場合があります。また、逆に小さい物を選ぶとトゲトゲを気にせずにカラスが上に乗ってしまう場合があります。
忌避剤
オススメしません。カラスの嫌う臭いを使って撃退する方法です。忌避剤は最初だけ効果がありますが、雨で洗い流されたり、時間経過によって効果がなくなるので一時的な対策になってしまいます。また、定期的に忌避剤の種類を変えないとカラスが臭いに慣れてしまいます。
カラスの模型を吊るす
オススメしません。「カラスの死体」があると近づかなくなるという習性を利用した対策グッズです。しかし、最初だけで慣れるとほとんど効果が無くなりますのでオススメしません。
フクロウなどの天敵の模型を置く
オススメしません。フクロウやタカなどの天敵となる猛禽類の模型を設置する方法です。コチラも最初だけ効果がありますが、慣れるとほとんど効果が無くなるのでオススメしません。
光るCDなどを設置する
オススメしません。光の反射でカラスを威嚇する方法です。最初だけ効果がありますが、慣れるとほとんど効果が無くなります。不要なCDを吊るすだけなのでダメ元でやってみても良いかもしれません。これと同様に目の模様のような旗を吊るす対策グッズがありますが、慣れると効果が無くなります。
爆音器
オススメしません。大きな音を発してカラスを威嚇します。最初だけ素晴らしい効果がありますが、慣れてくると次第に効果が無くなります。また、騒音問題があるので住宅地では使用できません。
磁石
オススメしません。磁石を吊るすことで、カラスの体内磁気を狂わせて撃退するグッズです。色々な鳥獣対策グッズを見てきましたが、これだけは全然効果があるように思えません。買わない方が良いです。
まとめ
- カラスがベランダに来る主な原因は「食べ物を探しに来る」「餌を隠しに来る」「巣の材料になる物を探しに来る」の3つです。
- ベランダから生ごみを片付ける、植木鉢を片付けるなどして清潔に保ちましょう。
- それでもカラスが来る場合は「近くに餌場(ゴミ置き場)がある」「近くに寝床がある」などの外部的な原因です。
- カラス被害に悩んでいるなら、やはり専門業者に依頼するのが1番です。鳩110番がオススメ!(鳩と書かれていますが、もちろんカラスも対応してくれます)
今回はカラスがベランダに来る理由とその対策方法をご紹介しました。基本的にはベランダに生ごみをおかず、死角を無くして清潔に保っていればカラスが飛来することはありません。それでもカラスが来る場合は、何かしらの原因が外部にあります(ゴミ置き場が近くにあるなど)。
専門業者に依頼するのが1番オススメ
カラスはとっても賢い生き物です。「市販の対策グッズを試してみたけど効果が無かった…」というケースは本当に多いです。現場に合わせて適切な物を選ぶ、もしくは組み合わせて使わないと効果が無い場合があります。そういう場合にはやはり、プロの専門業者に依頼するのが1番です。個人的にオススメなのは鳩110番です(鳩と書いてありますが、もちろんカラスも対応してくれます)。
ネットから依頼できる専門業者では最大手なんじゃないでしょうか。無料で見積りしてくれるので、とりあえず値段だけ確認してみるのも良いと思います。