コケそうじはパネフリ工業が製造している苔専用の駆除剤になります。今回はコケそうじの使い方、散布方法、希釈倍率についてご紹介します。
目次
コケそうじで枯らせる苔
苔の種類 | 効果 | 備考 |
---|---|---|
コケ全般 | ◎ | 蘚類・苔類 |
イシクラゲ | ◎ | 藍藻類 |
地衣類 | 〇 | 地衣類 |
ゼニゴケ | △ | 苔類 |
コケそうじは苔全般に効果を発揮します。特に今まで対策の難しかったイシクラゲに対して効果的です(イシクラゲの光合成細胞を破壊して枯らします)。しかし、ゼニゴケには効果が薄いのでご注意ください。
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コケそうじの使用方法(地面の苔、外壁の苔など)
- 濃縮タイプを使用する場合は、原液1に対して水20を加えよくかき混ぜて20倍希釈液を作ります。濃縮液のまま使用しないでください。
- スプレータイプの場合は最初から希釈済みなのでそのまま使用できます。
- ジョウロ、ハンドスプレー、噴霧器などを使って薬液をコケに向かって散布します。コケ全体が濡れるようにたっぷりと撒いてください。(下地がコンクリートの場合は少量で大丈夫ですが、土の場合は薬液が地中に浸透してしまうのでたっぷりと撒いてください)
- 散布後は擦ったりせずにそのまま放置します。少なくとも半日は雨や水に当たらないようにしてください(薬液が流れ落ちてしまいます)
- 数時間から2日後にはコケが枯れ始めます。変化が見られない場合は、数日おきに薬液を散布してください。
- 数ミリ~数センチまで伸びたコケは、枯らした後も立枯状態で残ってしまいます。一旦取り除いてからスプレーすることで再発生が抑えられます。
コケそうじの使用方法(イシクラゲ)
- 乾燥状態のイシクラゲは休眠しており代謝が著しく落ちています。この状態では薬液を散布してもほとんど吸収されません。まずはイシクラゲに水を撒き活性化させます。30分から1時間で緑色の湿潤状態に戻ります。
- コケそうじ濃縮液の場合は、原液1に対して水20を加えよくかき混ぜて20倍希釈液を作ります。
- ジョウロや噴霧器を使ってイシクラゲに薬液を散布します。イシクラゲ全体が十分に濡れるようにたっぷりと撒きます。イシクラゲだけでなく、周りの土壌も含めて面的に散布するのがコツです。
- 散布する日は、1日は雨が降らない日を選んでください。雨が降ると薬液が流れ落ちてしまいます。
- 最初の散布から2~3日後に、2回目の散布を行います。
- 最初の散布から1週間経過した頃に効果を確認します。イシクラゲ全体が緑色から黄褐色に変化していればコケそうじが効いています(黄褐色した部分は既に光合成能力を失っており、時間の経過とともに縮んでいきます。ただし、イシクラゲが自然に無くなるまでには相当な時間がかかります)
- 緑の部分と黄褐色の部分が併存している場合は効果にムラが生じています。緑の部分に再度散布してください。
- 黄褐色に変色していれば自然に縮んでいきますが、早く綺麗にしたい場合は箒などでかき集めて捨ててください(枯れているので地面から簡単に剥がせます)。
コケそうじ使用時の注意
- 希釈液はその日のうちに使い切ってください。
- 濡れている場所に散布するとコケそうじが薄まってしまいます。希釈倍率を10倍にするなど濃く調整してください。
- 吸水性の下地(地面など)に散布する時はたっぷりと撒いてコケが十分に濡れるようにしてください。散布量が少ないと下地に吸収されてしまい、コケへの効果が弱くなります。
- 雨の日は有効成分が流されて効果が発揮されませんのでご使用をお控えください。
- 夏場の使用は気温の低い早朝の時間帯に行うことをお勧めします。
- 垂直面などの液だれする場所には、数時間~1日程度の間隔をあけて2~3回スプレーを繰り返してください。
- 農薬ではありません。家庭菜園も含めて農耕地には使用できません。
- お花や苗などデリケートなものにかかってしまった場合は水で洗い流してください。
- 保管する時は直射日光を避け、冷暗所に保管してください。
- 目に入った場合は流水で洗ってください。誤って大量の薬液が眼に入った場合、もしくはアレルギー体質の方は洗眼後に医師による診察を受けてください。
- 肌荒れしやすい方は作業時に手袋を着用してください。
- 幼児の手の届かない所に保管してください。
- 白木の木材に使用するとシミが生じる恐れがあります。使用しないでください。
- 魚毒性があります。濃縮液をそのまま河川などに捨てないでください。
コケそうじはどれぐらいの面積に撒けるの?
コケそうじ1本あたりで撒ける目安を記載しております。ただし、下地によって散布する量が変わりますのであくまで目安に考えておいてください。例えばコンクリート面に散布する場合は薬液が流れにくい(苔が薬液に浸った状態になる)ので少量で済みますが、下地が土の場合は薬液が地中に浸透してしまうため多めに撒く必要があります。
コケそうじ濃縮タイプ2リットル
- およそ400~640㎡(あくまで目安になります)
- およそ121~193坪(あくまで目安になります)
コケそうじ濃縮タイプは水で20倍に薄めて使用します。
コケそうじ濃縮500ミリリットル
- およそ100~160㎡(あくまで目安になります)
- およそ30~48坪(あくまで目安になります)
コケそうじ濃縮タイプは水で20倍に薄めて使用します。
コケそうじスプレータイプ500ミリリットル
- およそ5~8㎡(あくまで目安になります)
- およそ1.5~2.4坪(あくまで目安になります)
コケそうじスプレータイプは最初から希釈済みで、そのまま撒くことができます。手軽に使用できますが、広い面積に撒くことはできません。
コケそうじよくある質問
農薬はもちろん、化学合成物質を一切使用していません。コケそうじの主成分はグレープフルーツの種子から抽出したもの(GSE)です。GSEは食品添加物として使用されるぐらい安全です。酸っぱい成分を濃縮したものだとお考えください。
コケそうじご利用者様の声
イシクラゲに効く除草剤を探していたのですが中々見つからず困っていました(そもそも効く除草剤の種類が少ない?)。そんななかコチラのコケそうじを見つけたので早速注文して試してみました。散布したところ2日ほどでイシクラゲが黄色に変色しました。説明に書いてあった通り、ブヨブヨが消えるまでかなり時間がかかりましたが、効いていることには間違いなさそうです。
庭に乾燥ワカメのようなブヨブヨしたものが大量発生し驚きました。靴の裏にべったりと付きますし、車の中にまでワカメの破片が落ちていて気持ち悪い!この商品が効くということで注文しました。ほかにイシクラゲに効くものが無いので助かってます。
大きい駐車場を管理しているのですが、端の方にイシクラゲとその他諸々の苔が生えてきます。コケそうじを撒くようになってからは随分管理が楽になりました。またリピートしたいと思います。
家を建ててから10年ほど経つのですが、北側の外壁に緑色の苔が付くようになりました。最初は漂白剤などで洗おうと思っていたのですが外壁を傷めると聞き、専用の洗剤を探すことにしました。中性で外壁を傷めない、という一文を見てコケそうじを購入。早速撒いてみたところ2日ほどで外壁の緑色がなくなりました。スプレー1本では足りなかったのでもう少し買おうと思います。
室外機の近くの外壁に苔がびっしりと生えてしまい困っていました。室外機近くはエアコンの風?が出るから湿気が多いのでしょうか。説明を読んで外壁の苔にも効くとあったので注文。早速試してみたところ翌日には外壁の緑が無くなっていて驚きました。一カ月程様子を見ましたが、壁材が傷んでいる様子もありません。満足。
まとめ
今回は苔駆除剤コケそうじの使い方をご紹介しました。コケそうじは苔全般に効果的ですが、中でもイシクラゲには特に効果を発揮します。イシクラゲは非常に生命力が強いため効く薬剤がほとんどないのですが、コケそうじならバッチリ枯らすことができます。ただし、ゼニゴケだけは効果が薄いので注意してください。
使い方はとっても簡単、原液を20倍に希釈して水で撒くだけです。数時間~1日でコケが消え始めます。イシクラゲの場合は数日で変色しはじめます。雨の日は薬液が洗い流されてしまうのでご使用を控えてください。
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