土に混ぜれば土壌改良材として、水に入れれば水質浄化など、使い道が沢山ある竹炭。「切った竹が沢山余っているから竹炭にしたい!」という方は意外と多いと思います。竹炭作りというと一見難しそうですが実はとっても簡単なんです。自宅の庭先で作ることもできちゃいます。ズバリオススメは「無煙炭化器」です。
竹炭の作り方
準備するもの
- よく乾燥させた竹
- 着火剤(ダンボールがオススメ)
- 軍手
- 火かき棒など
- 消火用のホース、バケツ
- 無煙炭化器
ズバリ必要になるのは「無煙炭化器」です。すり鉢状で底に穴が空いたような構造です。面倒な焼き窯や、ドラム缶を用意する必要はありません。「こんなので炭が作れるの?」と疑問に思うかもしれませんが、ストーブメーカーが研究に研究を重ねて作った炭焼き器なのです。
【無煙炭化器の特徴】
- 煙が出ないのでご近所へ迷惑がかかりません
- 枯竹、枯枝を簡単に炭にすることができます(約30分)
- 面倒な焼き窯、ドラム缶を用意する必要がありません
【無煙炭化器の規格】
商品ページ | 品名 | 容量 | 価格(税込) |
---|---|---|---|
無煙炭化器 M50サイズ【送料無料】 | 565×210mm 家庭用 (35リットル) 1.8kg |
27,500円 | |
無煙炭化器 M100サイズ | 980×340mm 農家用 (167リットル) 7.2kg |
66,330円 | |
無煙炭化器 M150サイズ | 1480×450mm 竹林整備用 (533リットル) 16.6kg |
152,460円 |
【関連】無煙炭化器カタログ(メーカーHP内のもの)
竹炭の焼き方
まずは材料になる竹を用意します。切ってから数か月おいてしっかりと乾燥させましょう(青竹は燃えにくい&煙が出ます)。竹は縦に割るか、ヒビを入れておきましょう。そのまま投入すると破裂しますのでご注意ください。(中の空気が熱で膨張するため)
無煙炭化器を設置します。火災の心配の無い、十分に広い場所に置いてください。平らな土の上が望ましいです。下に隙間があると空気が入ってしまうので、土にねじ込むように設置しましょう。どうしても隙間ができてしまう場合は土を盛ってください。
コンクリートの上でも使えますが表面が炭で黒くなってしまいます、気になる方は下に耐火レンガなどを敷きましょう。アスファルトは燃えてしまうので避けてください。
着火剤としてダンボール、小ぶりの竹を入れて火を付けます。無煙炭化器の中の温度が低いうちは煙が出ますが、火の勢いが強くなると煙が出なくなります。
火の勢いが強くなってきたら連続的に竹を投入し続けます。
十分に火の勢いが強くなると煙が出なくなります。「無煙炭化器」の名前通りです。下に溜まった竹は酸欠、蒸し焼き状態になり炭化が進みます。容器がいっぱいになったら竹の投入を止めます。
炭化が進むと写真のように炎が小さくなります。炎が出ている所は未炭化の部分です。上部から灰化が進むので、いつまでも炎が出ている場所は取り除きます。最後にかき混ぜて炎が出ている竹炭が無ければ完成です。ここまで約30分です。
最後に水で消化します。湯気が出なくなるまでたっぷりの水をかけましょう。水をかけた後も時間を置いて、冷たくなったのを確認してください(炭は火が残りやすいので十分注意してください)。
酸欠で消化することもできます。ドラム缶などの容器に詰めて蓋をし、酸欠状態にします。そのまま1日放置し、全体が冷たくなったのを確認してください。
出来上がった竹炭です。炭は火が付きやすいので取り扱いに十分注意してください。燃えやすい袋に入れて保管したり、燃えやすい物を近くに置かないようにしてください。
出来上がった竹炭です。30分ほどで簡単に作れました。
動画で確認したい方はコチラ
動画で確認したい方はコチラ。
何故これで炭が作れるの?
「無煙炭化器」は特殊形状により、中身は酸欠の蒸し焼きに、さらに煙が出ない作りになっています。縁で渦を巻くように特殊な燃焼(対流燃焼)をするため、未燃焼ガス(煙)が再度引き込まれ再燃焼することで煙が出なくなります。また、反射熱により無煙炭化器内部は900度近い高温になります。そのため、短時間で竹炭を作ることができるのです。
竹炭の使い道
近年では様々な竹炭の使い方が提案されていますが、やはり一番のオススメは農地に混ぜて土壌改良材にすることです。竹炭は小さな穴が沢山空いているため、通気性、保水性に優れ、植物の根が成長しやすくなります。また、竹炭にはミネラル成分が多く含まれており、これらが水によって土に溶け込み植物に吸収されます。実際に、竹炭は農家向けに幅広く販売されています。
家庭菜園や植栽を植えている方は、細かく砕いて庭の土に混ぜるのが良いでしょう。
まとめ
- 竹炭は意外と簡単に作れます!
- 無煙炭化器がオススメ!
- 焼き窯やドラム缶なしで作れます!
- 竹炭は農地の土壌改良材に使うのがオススメ!
今回は竹炭の作り方をご紹介しました。竹炭作りというと難しいイメージがありますが、「無煙炭化器」を使えば意外と簡単に作れます。広いスペースと枯竹と無煙炭化器だけ用意すれば30分ほどで作れます。竹を燃やす際は十分に乾燥させた物を使用しましょう。また、縦に割る(もしくはヒビを入れておく)などしておかないと熱で破裂しますので十分注意してください。出来上がった竹炭は農地、家庭菜園に使うのがオススメです。
商品ページ | 品名 | 容量 | 価格(税込) |
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無煙炭化器 M50サイズ【送料無料】 | 565×210mm 家庭用 (35リットル) 1.8kg |
27,500円 | |
無煙炭化器 M100サイズ | 980×340mm 農家用 (167リットル) 7.2kg |
66,330円 | |
無煙炭化器 M150サイズ | 1480×450mm 竹林整備用 (533リットル) 16.6kg |
152,460円 |