コケの枯らし方

ギンゴケとは?お庭に生える苔は大体コレ!

2017年11月21日

ギンゴケとは

ギンゴケはお庭の周りに生えるコケの中では最もメジャーな種類です。「名前はわからないけど、何かコケが生えてる」という場合は大体このギンゴケです。繁殖力が強く、どんな環境でも生えてくるため、自宅やお庭の景観を損ねてしまうのが一番の問題です。今回はそんなギンゴケの生態についてまとめました。

ギンゴケとは?

ギンゴケとは

ギンゴケとはハリガネゴケ科ハリガネゴケ属ギンゴケ種のことを指します。生命力・繁殖力が非常に強く、日本全国どこでも見られます。なんと南極大陸にも生息しているんだとか。大気汚染等にも非常に強く、都会のアスファルトやコンクリートの隅でもよく見られる植物です。コケ愛好家からも人気があり、路上で採取してきて自宅で育てる人もいるそうです。
人気がある一方で、どこにでも生えてくるため、雑草のように景観を損ねる原因にもなります。「コケを駆除したい」とお悩みの方の大半はギンゴケのことを指していると考えられます。

ギンゴケはどんな場所に生えるの?

苔は一般的に日陰でじめじめした場所に生えると思われがちですが(例:ゼニゴケなど)、ギンゴケは日光を好む性質があります。日当たりが良く、適度に水分がある場所に自生しています。(そのため、水はけの悪いコンクリートの溝などでよく見られます。)この日光を好む性質のため、どこにでも生えてくるコケという印象が付いたのでしょう。

花壇など土の上、庭の隅、駐車場のアスファルトの上、石畳の隙間、コンクリートの溝などどこでも見ることができます。駐車場や溝の近くを探せばすぐに見つけることができるでしょう。

ギンゴケによる発生する問題

  • 景観を損ねる(見た目が悪い)
  • 放っておくとさらに繁殖する
  • 通路上に生えると滑る恐れがある
  • 虫、他の苔類の発生場所になる

ギンゴケによる最大の問題は景観を損ねることでしょう。庭や土の上ならば気になりませんが、商業施設の石畳やインターロッキングの隙間などに発生すると非常に見た目が悪くなります。また、こういった通路上に発生すると、人が歩いた際に滑る原因にもなります。

非常に繁殖力が強いため、放置しておくとどんどん増えてしまいます。また、隙間に小さな虫や、他の苔類が繁殖する恐れもあります。

ギンゴケは地面から剥がせる?

ギンゴケは苔類の中でも比較的剥がすのが簡単な部類です。平たいスコップなどで土ごとえぐってしまえば簡単に撮ることができます。ただし、水分を含んでいるため重量がありますし、広範囲に繁殖するケースが多いため、手作業で全て取るのは現実的ではありません。

ギンゴケには普通の除草剤は効かない?

ギンゴケに限らず、苔類・藻類は雑草などの他の植物とは構造が全く異なるため、普通の除草剤は全く効きません。効かないどころか、ライバルになる他の雑草が全て枯れてしまうため、日光と養分を独占してギンゴケが一面を覆ってしまうこともあります。(例:駐車場で除草剤を撒いたら、翌年にはギンゴケがびっしり生えていた。)

ギンゴケを枯らしたい場合には、苔類専用の除草剤を散布しましょう。ただし、畑、田んぼ、花壇の近くでは薬害が出る場合もありますので、事前に除草剤の注意事項をよく読みましょう。

筆者も色々な苔専用除草剤を試してみましたが、その中でもゼニゴケ専用コケそうじという除草剤がオススメです。ゼニゴケ専用と書かれていますが、ギンゴケにも良く効きます。コケそうじはバッチリ枯れるのはもちろん、即効性があるのが大きなポイントです。筆者も実際撒いてみましたが3日程でギンゴケが枯れました(他社製品だと枯れるまで一週間~二週間かかるものもありました。)実際に撒いてみた様子を↓の記事でも紹介しています。

【参考】ギンゴケ駆除には「除草剤コケそうじ」が絶対オススメ!

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※広い場所に使う場合は濃縮タイプ、お試しで使いたい場合はスプレータイプをお選びください。濃縮タイプはスプレータイプと比べて10倍ほどの面積に使えます。
※ゼニゴケ専用という名前になっていますが、ギンゴケにも優れた効果を発揮します。

  • この記事を書いた人
kase01

加瀬

7年ほど造園資材、清掃資材の販売に携わっています。除草剤、苔駆除剤、植木肥料、消臭剤、清掃資材などをプロ目線でご紹介します。庭園管理士の資格所持。 【詳しいプロフィールはコチラ】

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