※この記事は地植えクチナシについて記載しています。鉢植えについては記載してないのでご注意ください。
「最近クチナシの花が咲かない…」「花芽が少なくなってしまった…」クチナシは綺麗な花を咲かせますが、繊細な植物なので管理が大変です。花木なのでしっかり肥料をあげないと花が咲かなくなります。今回はクチナシの管理方法についてご紹介します。
目次
クチナシの花が咲かない理由
クチナシは6月~7月に花を付けます。今回は地植えのクチナシについて解説していきます、鉢植えについては記載していないのでご注意ください。
肥料が足りない
花や実を付ける樹種はエネルギーを沢山使います、毎年肥料を与えないと体内の栄養分が無くなり花が咲かなくなります。「植えた直後は花が咲いていたのに、ここ数年咲かない…」という場合は肥料が足りない恐れがあります。
クチナシは基本的に2月の寒肥(かんごえ)と、8月のお礼肥が必要です。2月の寒肥は緩効性肥料(成分がゆっくりと溶けだす物)を与えてください。1年を通して土に栄養が行きわたります。
8月頃はお礼肥を与えましょう(開花後で体力が落ちているため)。コチラは吸収しやすい化成肥料や液肥がオススメです。
クチナシのおすすめ肥料
クチナシの肥料にはニワユタカ肥料セットがオススメです。補助肥料+栄養肥料のセットになっているため、肥料分を効率良く吸収させることができます。また、樹木の必須栄養素10種 (チッソ、リン酸、カリ、モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸) を配合してるため、栄養バランスを総合的に整えます。
※庭木用です。鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。
くちなしの使用事例
実際にニワユタカ肥料セットを使用した様子です。最近花が咲かなくなっていたのですが、ニワユタカを使用したところ、翌シーズンに沢山の花が咲きました。(鉢植えのクチナシには使用しないください。)
ツツジの花芽増加
ツツジへの施工事例です。ニワユタカ肥料セットを使用したところ、株が元気になり花芽が沢山付きました。
剪定が重要!
クチナシは深く切り過ぎると花が咲かなくなるので注意しましょう。開花後に伸びた枝先に7月~9月にかけて花芽がつきます。剪定時に花芽を落としてしまうと翌年の花が咲かなくなります。生垣などの全体的な形を重視する場合は仕方ありませんが、花を楽しみたい場合はむやみな剪定は避けてください。
日当たり
クチナシは日光を好みますが、日差しが強すぎても弱ってしまうワガママな樹種です。日光は当たるけど、強い西日の当たらない場所に植えましょう。半日陰のような場所がオススメです。
水やり
乾燥に弱い植物ですので、表土が乾いていたらたっぷりと水を与えてください。特に夏場は乾燥しやすいので要注意です。
まとめ
- 花・実を付ける植物は基本的に肥料を沢山必要とします。
- クチナシには毎年、2月と花後の7~8月に肥料を与えましょう。
- 2月は寒肥なのでゆっくりと溶けだす緩効性肥料が良いです。
- 7~8月はお礼肥なので素早く吸収される化成肥料が良いです。
- 剪定で花芽まで切ってしまうケースが多いです。花を楽しみたい場合は剪定は控えめにしましょう。
- クチナシは日光を好む樹種ですが、乾燥には弱いです。日当たりが良く、西日が差さない場所に植えましょう。
- 乾燥に弱いので夏場はこまめに水やりをしてください。表土が乾いたらたっぷりと水をあげてください。
- 花芽を増やすならニワユタカ肥料セットがオススメです。
※庭木用です。鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。