「松の元気がない…」「松の葉に勢いがない…」「葉の色が悪い、黄色い…」松が弱ってしまう原因は様々です。松は庭木の中でも丈夫な種類と言われていますが、「強剪定」「病害虫」「夏場の日差し」など様々な理由で弱ってしまいます。今回は松の樹勢を回復させる方法をご紹介します。
目次
松が弱る原因
松が弱る原因は様々です。その中でもよく見る例をご紹介します。
強剪定
剪定が深すぎて松が弱ってしまうケースです。「毎年の剪定が面倒なので深めに切ってしまった」「隣家まで枝が伸びてしまったので深めに切った」という理由が多いです。
樹木の自然治癒能力を超えて深めに切ってしまうと弱ってしまいます。また、切り口から病害虫が侵入するケースもあります(切り口に保護材を塗るのが望ましいです)。
夏の日差し、猛暑
夏の日差しで弱ってしまうケースです。地球温暖化の影響で年々夏場の気温が上がっているので、この被害が増えています。記録的猛暑になる年は特に注意が必要です。木を元気に保っておくのが一番の対策方法です。
病害虫
病害虫の侵入により松が弱ってしまうケースです。「強剪定で松が弱ってしまった所に病気になってしまった」「夏の日差しで弱っていた所に病気になってしまった」など、他の原因とセットになっている場合が多いです。そもそも元気な樹木であれば病気になりにくいですし、樹液(松脂)を出して虫を遠ざけるので害虫にも侵されにくいです。
松枯れ
カミキリムシを媒介に小さな線虫(マツノザイセンチュウ)が入り込み、松を枯らしてしまう症状です。松くい虫などとも呼ばれています。短期間で急激に松の葉の色が変わるので見た目でも判断しやすいです。
葉が枯れ始める頃にはもう手遅れになっていることが多く、回復も難しい恐ろしい害虫です。根本的に解決する手段はなく、木を健康に保っておく(松脂でカミキリムシの侵入を防ぐ)、殺虫剤を撒いておく、枯れ木を撤去しておく(カミキリムシの繁殖場所を減らす)などの予防策が有効です。
松の樹勢を回復させる方法
ニワユタカ肥料セットがオススメ!
松の樹勢回復にはニワユタカ肥料セットがオススメです。補助肥料+栄養肥料のセットになっているため、肥料分を効率良く吸収させることができます。また、樹木の必須栄養素10種 (チッソ、リン酸、カリ、モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸) を配合してるため、栄養バランスを総合的に整えます。
※庭木用ですので、鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。
ニワユタカの使用事例
ニワユタカ肥料セットで実際に樹勢を回復した例をご紹介します。
五葉松の樹勢回復
土壌がアルカリ性に偏り、五葉松の元気が無くなっていましたがニワユタカ肥料セットを与えたところ樹勢が回復しました。松は酸性土壌を好むのですが、ニワユタカで土壌が中性~酸性に変化しました。
ツツジの施工事例
ツツジへの施工事例です。ニワユタカ肥料セットを使用したところ、株が元気になり花芽が沢山付きました。
まとめ
- 松が弱ってしまう原因は「強剪定」「夏の日差し」「水不足」「病害虫」「マツクイムシ」など様々です。
- 弱った松を放っておくと、複合的に病害虫に侵される恐れがあります。弱っているのに気づいたらすぐに対策しましょう。
- 松の樹勢回復にはニワユタカ肥料セットがオススメです。
※庭木用ですので、鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。