鳥獣対策・鳥除け

ムクドリの習性&生態について!ムクドリ被害を抑えよう

2018年11月9日

ムクドリ 習性

騒音被害や糞被害などを引き起こす困ったムクドリ。近年ではムクドリの都市部への移住が進み、一般家庭はもちろん、市町村や自治体もムクドリ被害に悩んでいます。そこで今回はムクドリの被害を抑えるべく、ムクドリの習性について調べたのでまとめます。

ムクドリとは?

ムクドリ

ムクドリはスズメ目ムクドリ科の一種です。全長約20cmほどまで成長し、黒色・茶色の羽毛に黄色い嘴が特徴です。ハトとスズメの中間のような大きさになっています。日本全国に生息しているため、どこに住んでいてもその姿を確認できます。

ムクドリは雑食

ムクドリは雑食のため、植物の種子、果実、虫、幼虫など何でも食べます。人の食べ物には手を付けないので、カラスと違ってゴミを荒らすことはありません。果物が大好きなので、果樹園では害鳥として嫌われています。

ムクドリは群れ、大群で行動する

ムクドリの群れ

ムクドリは群れで行動する習性があります。街路樹に鳥の大群が止まっているのを見たことがあると思いますが、そのほとんどはムクドリです。多い時は数千の大群となります。

ムクドリが群れで行動する理由は「寒さをしのぐため」「外敵から身を守るため」です。大群で行動した方が外敵(カラスやヘビ)から狙われにくくなるようです。

なぜ都市部で多く見られるのか?

ムクドリは以前は人里離れた森林部に生息していましたが、都市開発などによって森林が減少したため都市部の街路樹に集まるようになりました。

また、都市部は夜でも明かりが点いているので外敵となる猛禽類(タカやフクロウなど)が集まりにくく、好んで明るい場所=町の街路樹に集まる傾向があるようです。

ムクドリが現れるシーズン

ムクドリは年中群れているかというとそうではありません。繁殖期となる3~7月(春~初夏)にかけてはつがいと共に行動するため、大きな群れにはなりません。

雛が大きくなり、家族で行動するようになると群れと合流します。これが8月以降です。そのため、ムクドリ被害は夏~秋にかけて多くなります。

また、北部の寒い地域に住んでいるムクドリは冬になると南部に移動するケースもあります。

ムクドリの被害について

近年、ムクドリは都市部の街路樹を住処にするようになったので被害が急増しています。主に「鳴き声による騒音」「大量の糞」の二つに分けられます。ムクドリはカラスと違ってゴミ置き場を荒らすことはありませんので、その点は安心です。

ムクドリの鳴き声被害

ムクドリは数千単位で行動し街路樹にとまるため、その鳴き声は騒音レベルになります。夕方に集まる(群れで鳴く)性質があるため、帰宅時間と重なりうるさいと感じる方が多いようです。

ムクドリのフン被害

ムクドリは大群で行動するのでその糞も大変な量になります。ムクドリのとまる街路樹の下は糞だらけになってしまい、まともに通れなくなるほどです。ムクドリ被害の多い市町村では、糞の清掃費に年間数千~数億円かかるケースもあるようです。

ダニ被害

ムクドリは繁殖期になるとつがいで行動します。その際に民家に巣を作るケースが多いようです。ムクドリが巣を作るとムクドリに付いていたダニが大量発生します。夏になりムクドリが巣立つと、ダニが餌を求めて民家に降りてくるケースが多く見られます。

ムクドリの対策

ムクドリ対策の方法は大きく分けて2つになります。つがいで民家に巣を作るムクドリ対策と、群れで行動するムクドリ対策です。つがいのムクドリ対策は比較的簡単ですが、群れで行動するムクドリ対策はかなり大変です。

特殊パルスで撃退【オススメ】

トリックバード

一番オススメなのは特殊パルスでムクドリを撃退する方法です。滋賀県のエイカーというメーカーが製造したトリックバードAZ-1がオススメです。鳥が嫌う特殊パルスをプログラム上で都度生成し、毎回異なるパルスを浴びせるためムクドリが慣れにくいのが特徴です。市町村や自治体でも数多く導入されており、その効果は折り紙付きです。

ムクドリ撃退の様子

富山駅前でのムクドリ撃退の様子です。動画では大型の対策機器を使用していますが、使っている音波はトリックバードと同じ特殊波動になります。

ハト撃退の様子

実際にトリックバードを使用した様子です。特殊波動に驚いてハトが逃げている様子がわかります。

商品ページ 品名 価格(税込)
 トリックバード AZ-1 送料無料  42,984円

ネット、網を使った鳥除け

ネットや網を張って物理的にムクドリの侵入を防ぐ方法です。ベランダや軒先など場所を選べば確実な効果があります。ただし、ムクドリはかなり小型の鳥なので目の細かい網を選びましょう。また、街路樹に網を張って鳥を防ぐ方法もありますがほとんど効果はないのでオススメしません(網から飛び出した枝にムクドリがとまるため)

忌避剤を使った鳥除け

最初だけ効果がありますが、ムクドリが慣れてしまうと効果が無くなります。定期的に匂いの違う忌避剤に交換すると効果的ですが、探す手間・設置する手間が大変なのでオススメしません。また、木の上や屋根の上など高所に設置する場合は危険なので専門業者に依頼しましょう。

フクロウの置物、カラスの置物など

最初だけ効果がありますが、ムクドリが慣れてしまうと効果が無くなります。オススメしません。

爆音器を使った鳥除け

先ほど紹介したトリックバードとよく似ていますが、コチラは単純に大きい音を出すだけです。音が単調なのでムクドリが慣れてしまうと効果が無くなります。また、住宅地、都市部では使えないのが難点です。

磁石など

鳥の体内磁気を狂わすと言われる磁石装置です。よほど近づけないとほぼ効果はありません。

ムクドリは駆除できる?エアガンで追い払える?

ムクドリは「鳥獣保護管理法」という法律で守られています。駆除したり、エアガンで傷つけることはできません。追い払うだけにしましょう。

まとめ

今回はムクドリの生態とその習性についてご紹介しました。ムクドリは全国的に生息していて、群れで行動する性質を持っています。近年では都市部の民家や街路樹に住みつくようになったため、「鳴き声による騒音」「フン被害」などが問題視されています。

ムクドリ対策にはトリックバードAZ-1がオススメです。トリックバードは特殊波動で鳥を追い払います。特殊波動はプログラム上で都度生成されるため、毎回異なるパターンを鳥に浴びせ慣れるのを防ぎます。市町村や自治体でも数多く導入されており、その効果は折り紙付きです。

トリックバード

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kase01

加瀬

7年ほど造園資材、清掃資材の販売に携わっています。除草剤、苔駆除剤、植木肥料、消臭剤、清掃資材などをプロ目線でご紹介します。庭園管理士の資格所持。 【詳しいプロフィールはコチラ】

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