気づいたらお家の周り・お庭の日陰にびっしり生えているゼニゴケですが、そもそも一体どういう植物なんでしょうか?コチラのページではゼニゴケの生態についてまとめております。
ゼニゴケとは?
ゼニゴケとは、ゼニゴケ科ゼニゴケ属の植物です。苔類に属するコケ植物で、地面にへばりつくように平たく繁殖するのが特徴です。裏側から仮根と呼ばれる物を伸ばし、地面に貼りつきます。
ゼニゴケは条件が良ければ有性生殖を行いますが、繁殖のほとんどは胞子の拡散による無性生殖です。一か所にゼニゴケが爆発的に増えるのは胞子による繁殖のためです。
雌株は茎と葉のような破れ傘という突起物を伸ばします。ゼニゴケだけならば平べったく目立たないのですが、破れ傘を伸ばす個体は遠くから見るとボリューム感があり、雑草の原っぱのように見えるため景観を損ねる原因にもなります。
ゼニゴケはどんな場所に生えるの?
ゼニゴケは非常に生命力・繁殖力が強いため、沖縄を除いた日本全国に自生しています。日陰や湿気の多い場所、水はけの悪い場所を好み、民家の影・庭の隅・畑・用水路の近くなどに多く見られます。
ゼニゴケにより発生する問題
- 景観を損ねる(見た目が悪い)
- 放っておくとさらに繁殖する
- 虫、ミミズ、ナメクジの発生場所となる
ゼニゴケを放置しておくと一番問題になるのは景観を損ねることです。雑草が生えているのとほとんど同じですので、お庭やお家の見た目が非常に悪くなります。
また、繁殖力が非常に強いため、放っておくと爆発的に広がります。できれば小さいうちに除去しておくのが良いでしょう。
さらに、ゼニゴケはジメジメした場所に発生するため、虫、ミミズ、ナメクジの発生原因にもなります。特に、ナメクジなんかは花や作物にも悪影響を与えますので、放置せずに除去したいところです。
ゼニゴケは地面から剥がせない?
ゼニゴケは仮根と呼ばれる、根の様なもので地面をがっちり掴んでいるため簡単には剥がせません。ほとんどの場合、剥がそうとしたら地面の土ごと持ちあがってしまいます。
土ごと持ち上げて除去すれば問題ありませんが、土のせいでゴミの量が多くなる、持ち運びが大変、土が落ちて周囲が汚くなる、土は燃えるゴミとして出せない、など問題も多くなります。そのため、ゼニゴケは非常に除去しづらい雑草として認識されており、景観を損ねるため嫌われているのが現状です。
ゼニゴケには普通の除草剤は効かない?
ゼニゴケに限らず、苔類、藻類は雑草などの植物とは構造が全く異なるため、普通の除草剤は全く効きません。効かないどころか、競合となる他の雑草が全て枯れてしまうため、一面をゼニゴケが覆ってしまうこともあります。(ビニールハウス脇などでゼニゴケが一面びっしり生えているのは、競合となる雑草がいないため)
ゼニゴケを枯らしたい場合にはゼニゴケ専用の除草剤を使うと良いでしょう。ただし、畑、田んぼ、花壇の近くでは薬害が出る場合もありますので除草剤をの注意事項をよく読んでおきましょう。
ゼニゴケの駆除方法、対策方法は?
ゼニゴケの駆除にはゼニゴケ専用コケそうじがオススメです。ゼニゴケ専用の除草剤は数種類あるのですが、色々試してみた中で一番効果が見られ、即効性があります。筆者も何度か使ってみましたが大体まいてから3日ほどで枯死します。(他社商品だと枯れるまで一週間~二週間ほどかかりました。)
→ゼニゴケ駆除には「ゼニゴケ専用除草剤コケそうじ」がオススメ!
※広い場所に使う場合は濃縮タイプ、お試しで使いたい場合はスプレータイプをお選びください。濃縮タイプはスプレータイプと比べて10倍ほどの面積に使えます。
その他、塩や熱湯などでゼニゴケを枯らすことができるのか?ゼニゴケ駆除に関する情報をまとめ記事にしました↓