アジサイは代表的な庭木の1つです。管理が簡単で、放っておいても毎年花が咲きます。ただし、全体的に色が薄くなってきたり、黄色く変色しだしたら肥料不足のサインです。今回はアジサイにおすすめの肥料をご紹介します。花の色を変えたい場合は、色に応じた肥料もあるので使い分けましょう。
目次
年間作業カレンダー
アジサイの年間作業カレンダーです。開花期を長めにとってありますが、これは品種により時期が変わるためです。肥料、剪定は花が終わった直後に行ってください。
アジサイの肥料の時期
1~2月
寒肥の時期です。この時期はアジサイが休眠状態に入るので、肥料を多めに上げても影響が出にくいです。冬にあげた肥料が時間をかけて溶けだし、春先に効果を発揮します。1年の成長を左右する大事な肥料なので忘れずにあげましょう。
5~8月
花後のお礼肥えを施しましょう。花を付けてくれたお礼に肥料をあげることから「お礼肥え」と呼ばれています。アジサイが花を咲かせるには沢山のエネルギーを使います、お礼肥えで疲労を回復させてあげましょう。また、花後に花芽(翌年咲く分)が付き始めますので、この時期の肥料は重要です。
アジサイは品種によって開花時期が様々なので5~8月と書いていますが、花が終わったら1月以内にお礼肥えを与えてください。あまり遅いと花芽分化が終わってしまいます。
アジサイの肥料の種類
アジサイのおすすめ肥料
アジサイの肥料はニワユタカ肥料セットがオススメです。補助肥料+栄養肥料のセットになっているため、肥料分を効率良く吸収させることができます。また、樹木の必須栄養素10種 (チッソ、リン酸、カリ、モリブデン、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、ホウ素、ケイ酸) を配合してるため、栄養バランスを総合的に整えます。
※庭木用です。鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。
赤花用の肥料
アジサイを赤色にしたい場合は赤色専用の肥料を施してください。ご存知の通り、アジサイは土壌酸度がアルカリ性に偏ると赤色になります。寒肥、お礼肥えに赤花用の肥料を使用し、さらに5月ごろに苦土石灰を1株あたり1握り撒いてください。ただし、日本の土壌は弱酸性よりなので赤色にするのは難しいです。
青花用の肥料
アジサイを青色にしたい場合は青色専用の肥料を施してください。アジサイは土壌酸度が酸性に偏ると青色になります。寒肥に青花用肥料を施し、さらに硫酸カリ、または硫安を1株あたり1握り施します。お礼肥えは青花用肥料だけを施してください。
肥料のやり方
肥料はパラパラと撒いても良いですが、図のようにアジサイの樹冠に沿って地面を掘って土と混ぜて埋めるとより効果的です。樹木は根の先から最も効率良く肥料分を吸収しますが、根の先端は樹冠と同じ大きさまで成長するため、図の赤い部分が最適なのです。
肥料を撒くだけだと根が地表に上がって来てしまうため、10cmほど掘って土と混ぜて埋めるのがオススメです。
アジサイの育て方Q&A
アジサイの花が咲かない
アジサイを赤くしたい
元々赤い花を付ける品種は、日光に当てると良く発色します。日当たりの良い場所に植えましょう。
アジサイを青くしたい
同じ場所なのに色々な色のアジサイがある
まとめ
- アジサイは「冬の寒肥」「花後のお礼肥え」年2回肥料を施しましょう。
- アジサイを赤くしたい場合は赤花用肥料を、青くしたい場合は青花用肥料を使用してください。
- アジサイが弱ってしまった場合は水の様子(水不足、またはやりすぎ)を見て、剪定を控え、活力剤を与えるのが効果的です。
- アジサイにはニワユタカ肥料セットがおすすめです。
※庭木用です。鉢植え、盆栽、草花には使用しないでください。