コンポストの肥料作りで一番厄介なのが虫問題です。生ゴミの臭いに釣られて虫が集まってきます。酷い時は「コンポスト内にウジ虫が大量発生してしまった…」ということもありえます。「気持ち悪い虫の処理なんてしたくない!」という気持ち、よくわかります。そこで今回は虫を寄せ付けない方法をご紹介します。
目次
とにかく虫を入れないようにする
コンポストの中身は「生ゴミ」と「堆肥」です。どうしても虫が集まってきます。とにかく容器の中に虫を入れないことが重要です。
コンポストを密閉する
とにかくコンポストの隙間を塞いでください。市販のコンポストならほぼ密閉されていますが、手作りコンポスト、ダンボールコンポストなどは注意しましょう。隙間があるとコバエが入ってきてしまいます。
また、ゴミを出し入れする際は蓋を開けっぱなしにせずすぐに閉めましょう。
上からカバーをかける
手間がかかりますが、コンポストの上からさらにカバーをかけると効果的です。使わなくなった古着を加工してカバーにするのがオススメです。コンポストの上部だけでなく、しっかり下までカバーがかかるようにしましょう。手間はかかりますが効果的です。
臭いを抑える
ハエや虫は生ゴミの臭いに引き寄せられて集まってきます。とにかく臭いを出さないことが重要です。とくに、コンポスト内の管理が不十分で腐敗してしまうと強烈な臭いになります。腐らせず、しっかり発酵させましょう。
中身を腐らせないようにする
コンポストの中身が正しく発酵していないと腐敗してしまいます。腐敗すると臭気が強くなり、ハエや虫が寄ってきます。(特にハエは腐敗臭、アンモニア臭に強く引き付けられます。)中身を腐らせないことが重要です。
生ごみの水分をよく切る
生ゴミは水をよく切ってからコンポスト内に入れましょう。コンポスト内の水分が多くなると腐りやすくなります。
魚や肉を入れない
魚や肉は分解されにくいうえに栄養価が高いため、腐りやすいです。しかも腐敗すると強い臭気を発します。ハエやウジ虫の大好物ですので入れないようにしましょう。
ゴミの上から土をかぶせる
生ごみが露出していると臭気を発します。上から土を被せてしまいましょう。発酵も進みやすくなります。
適度に切り返して空気を含ませる
生ゴミを入れて土を被せたら終わりではありません。コンポスト内の土は小まめに混ぜましょう。空気を含ませることで発酵が進みます。できれば毎日切り返すのが望ましいです。
臭いを抑えることが重要!
虫が寄ってくる原因は臭いです。臭いを出さないことが重要です。しかし、生ゴミを発酵させているわけですから、どんなに気を付けていても臭いは出てしまいます。
そこでオススメなのが有機消臭剤のニオワンダーです。ニオワンダーはバイオのチカラ(有用微生物)で臭いを消します。腐敗臭、アンモニア臭に優れた効果を発揮するのでコンポストの臭い消しに最適です。
また化学薬品一切使用していないので、コンポストにも安心して使用できます(有用微生物のチカラで臭いを抑えます)。ニオワンダーを散布した土をそのまま畑に使用しても大丈夫です。
もし虫が入ってしまったら
このページを見ているということは既にコンポスト内に虫が湧いてしまっているかもしれません。一応虫が湧いてしまっても堆肥は再生することができます。ただし、殺虫剤を使ってしまうと堆肥として使えなくなるので注意してください。
天日干しで虫を殺す
コンポスト内に虫が入り込んでしまってもこの方法を使えば再生できます。コンポストの中身を大きなビニール袋に移して密閉します。そのまま2~3日天日干しすると虫が死滅します。虫が死んだのを確認してコンポスト内に土を戻してください。長期間放置しすぎると発酵微生物も死滅してしまうので注意しましょう。
殺虫剤は使わないで!
虫が湧くとどうしても殺虫剤を使いたくなります。しかし、殺虫剤を使うと堆肥が使い物にならなくなるので注意しましょう。もし殺虫剤を撒いてしまったらコンポスト内の土は全て捨ててください。
コンポストで作った堆肥は最終的に畑や菜園で使う物になります。殺虫剤を使うと成分が土に残留し、畑で使えなくなるので注意しましょう。
まとめ
- コンポスト密閉して虫が入らないようにすること!
- 上からカバーをするのも効果的です。
- 虫は腐敗臭に集まってきます。臭いを出さないことも重要です。
- 生ごみを入れる前に水をよく切りましょう。
- 魚や肉を入れないこと。
- ゴミを入れたら上から土をかぶせましょう。
- 適度にコンポスト内を切り返しておきましょう。発酵が進みます。
- 虫が湧いてしまったら、コンポストの中身を袋に入れて2~3日天日干ししましょう。
- 殺虫剤を使うと肥料として使えなくなるので注意しましょう。
- すぐにでも臭いを消したい場合は有機消臭剤ニオワンダーがオススメです。