「コンポストにウジ虫が湧いてしまった!」実はそういったケースは非常に多いです。コンポストをやっている方ならほとんどが経験があると思います。しかし見た目が非常に気持ち悪く、処分するのは大変です。そこで今回はウジ虫の処分方法をご紹介します。一応虫が湧いてしまっても土を再生することはできます。
目次
コンポストにウジ虫が湧いても大丈夫?
ウジ虫は生ごみを分解してくれるので、一応放っておいても大丈夫です。ただ、そのままにしておくと大量のハエが湧いてしまうので密閉して外には出さないようにしておきましょう。
まずは土をかけよう!
一番簡単な方法は土をかけてしまうことです。「臭い物には蓋」じゃないですが、1番簡単に処分できます。ただし、一定数のウジ虫は土をかき分けて表面に出てくるので完全に解決できるわけではないです。
袋に入れて天日干しする
土を傷めずにウジ虫を処分したい場合はこの方法がオススメです。コンポストの中身を袋詰めして天日干しにします。黒い袋であれば1日、透明な袋であれば2~3日干しましょう。熱と乾燥で虫が死滅します。作業後に袋を開けて死滅しているのを確認し、コンポストの中に戻します。
殺虫剤は使わないで!
ウジ虫が気持ち悪いので殺虫剤を使いたくなりますが、堆肥(肥料)として使えなくなるので注意しましょう。殺虫剤の成分が土に残留するので畑に撒けなくなります。もし殺虫剤を撒いてしまったらその土は捨てましょう。
もしかしたらアメリカミズアブかも
コンポストに発生するウジ虫の正体として最もメジャーなのが「アメリカミズアブ」です。便所バチとも言われる黒くて大きいハチのような生き物です。
アメリカミズアブは生ゴミを好み、細い管のような産卵管を伸ばして卵を産み付けます。コンポストの結合部や蓋の隙間から管を伸ばして内部の壁に卵を産み付けるので非常に厄介な昆虫です。コンポストの蓋の周りや内壁に卵が付いていたらアメリカミズアブに注意しましょう。わずかな隙間から卵を産み付けるので対策が難しいですが、コンポストの上からカバーをかけると効果的です。
アメリカミズアブは「アブ」という名前が付いていますが、人を刺すことは無いので基本的に無害です。孵化した幼虫はウジ虫にそっくりなので勘違いされやすいです。
ウジ虫対策は臭いを抑えよう!
ハエ、ウジ虫、アメリカミズアブがコンポストに集まってくる原因は「臭い」です。生ごみの腐敗臭を感じ取って集まってきます。つまり、虫対策するのなら臭いを抑えるのが1番効果的です。
臭い対策にはニオワンダーがオススメ
コンポストの臭い対策には有機消臭剤のニオワンダーがオススメです。ニオワンダーは有用微生物のチカラで臭いを抑制します。腐敗臭やアンモニア臭に特に強く、生ゴミ置き場の臭い消しなどに使われています。
また、ニオワンダーは化学薬品を一切使用していないため、コンポストに使っても安全安心です。ニオワンダーを撒いた肥料をそのまま畑に使っても大丈夫です。
ニオワンダーの使い方
使い方はとっても簡単です。水で5~10倍に薄めて、ジョウロで撒くだけです。全体に行きわたるように満遍なく撒いてください。
コンポスト内の水分が多くなると腐敗の原因になるので、内部が湿っている場合は水を少なく濃いめにして撒いてください。
まとめ
- コンポストにウジ虫が湧いてしまっても、見た目の悪さ以外で悪影響はありません。
- ただし成虫になるとご近所の迷惑になるので、密閉して外に出さないようにしましょう。
- 上から土を被せるとある程度数を減らせます。ただし、土をかき分けて表面に出てくるウジ虫もいるので根絶できるわけではありません。
- 土をビニール袋に詰めて天日干しするのが1番効果的です。黒い袋なら1日、透明な袋なら2~3日干しましょう。
- 殺虫剤を撒くと肥料として使えなくなるので注意しましょう。
- ハエ、ウジ虫、アメリカミズアブは生ごみの臭いに釣られて集まってきます。臭い対策をすればウジ虫が湧かなくなります。
- コンポストの臭い対策にはニオワンダーがオススメです。有機消臭剤なので、肥料に化学薬品が混ざることはありません。