「有機肥料を試してみたけど臭いが酷い…」「近所迷惑になりそう…」「お隣さんに怒られるかも…」臭いの原因は未発酵の有機肥料です。完全に発酵すれば臭いが無くなりますが、発酵途中ですと悪臭を放ちます。今回は肥料の臭いを消す方法をご紹介します。
目次
なぜ肥料(堆肥)が臭いの?
臭いの原因はズバリ「有機肥料」です。有機肥料は成分の調整されていない自然由来のモノを指します(逆に人工的に調整された肥料を「化成肥料」と言います)。
【悪臭を放つ有機肥料】
- 牛糞
- 鶏糞
- 油かす
特に臭いがキツいとされるのが「牛糞」「鶏糞」「油かす」です。完全に発酵が終われば臭いが薄くなりますが、発酵途中だとくさいです。多めの土と混ぜて薄くするのが良いでしょう。
肥料の臭いを消すにはどうすればいいの?
臭いが無くなるまで待つ
1番簡単な方法です。発酵が終わっていないと悪臭を放ちますが、発酵が進むと臭いが無くなります。時間が経つにつれ微生物や昆虫により分解されていきます。しかし、このページを見に来ているということは臭いに耐えられない状況だと思います。その際は下記のことを試してください。
深く埋めて発酵するのを待つ
「臭い物には蓋」です、土中深く埋めて発酵するのを待ちます。上から土を被せることで臭いが減りますし、庭土に栄養が行きわたって一石二鳥です。
竹酢液、木酢液を撒く
「竹酢液」「木酢液」を撒いて消臭します。(炭を作る過程でできる副産物です。燻製のような、煙を濃縮したような強烈な臭いがします。)アンモニア臭を分解する効果があり、土にも良いので昔から使われています。ただし、木酢液自体の臭いが非常に強く、「野焼きでもしたのか」と思うほど強烈な煙の臭いがします。また、臭いの全てを分解するわけではないので根本的な解決にはなりません。あくまで「和らげる」イメージに近いです。
原液で撒くと植物を枯らす恐れがあります。水で薄めるなど注意してください。
臭い消しにはニオワンダーがオススメ!
肥料の臭い消しにはニオワンダーがオススメです。ニオワンダーはバイオ(微生物)のチカラで悪臭を分解する有機消臭剤です。他の消臭剤と違い、化学薬品を一切使用していないため土に悪影響を与えません。それどころか有用微生物のチカラで肥料の分解を促進します(土にとって良い働きをします。)
ニオワンダーは腐敗臭・アンモニア臭・糞尿臭に優れた効果があり、畜舎の臭い消し、動物園の臭い消し、コンポストの臭い消し、生ゴミ置き場の臭い消しとして大活躍しています。
肥料の悪臭に優れた効果!
ニオワンダーは「大腸菌(糞尿臭の原因)」「シュードモナス菌(腐敗臭)」「黄色ブドウ球菌(アンモニア臭)」に優れた効果を発揮します。有用微生物が抗菌活性、阻止円を形成することで臭いを抑え込みます。
帯広畜産大学にて消臭試験を行ったところ、糞尿臭、腐敗臭に対して特に優れた効果があることがわかりました。
ニオワンダーの消臭試験の一例です。し尿(便臭、尿臭のことです)に対しニオワンダーを投与したところ、24時間で臭いが半減しているのがわかります。また、アンモニアに数多く吸着し、臭いを抑えています。
ニオワンダーの使い方
- 発酵途中の肥料にかける場合は5倍希釈で(水で薄めて)、しっとり濡れるぐらい満遍なく撒いてください。
- 花、野菜などが植えられている菜園で使う場合は10倍希釈で撒いてください。
- ジョウロ、または噴霧器で散布できます。
- 有色液なので衣服にかかるとシミになる恐れがあります。注意してください。
- 有色液なので室内では使用しないでください。シミになる恐れがあります。
まとめ
- 有機肥料(牛糞、鶏糞、油かすなど)は自然由来なので臭いがキツいです。反対に化成肥料はあまり臭いがしません。
- 肥料は完全に発酵すると臭いが少なくなります。発酵途中の物はくさいです。
- 時間が経つと発酵が進んで臭いが無くなります。気長に待てる方は放置しても良いでしょう。
- 深く埋めるのも効果的です。土を被せると臭いが少なくなりますし、庭土の栄養になります。
- 竹酢液、木酢液で臭いを減らすことができますが、野焼きの様な強烈な煙の臭いがします。
- 肥料の臭い消しには「ニオワンダー」がオススメです。便臭、生ごみ臭に優れた効果を発揮します。
- ニオワンダーは化学薬品を一切使用していない有機消臭剤なので、農地でも安心して使用することができます。