植木・庭木の手入れ

カキ(柿)のおすすめ肥料を教えて!施肥の時期はいつごろ?

2019年11月27日

柿 おすすめ肥料

柿といえば家庭果樹の代表的な存在です。比較的育てやすい樹種ですが、実を作るのに沢山のエネルギーを使うので毎年肥料をあげないと体力不足になり実が付かなくなってしまいます。今回は柿のオススメ肥料、施肥の時期についてご紹介します。

柿の年間作業カレンダー

柿の年間作業カレンダー

柿は「庭植え」と「鉢植え」で管理方法が異なります。両方の施肥方法をご紹介します。

庭植えの柿の肥料

庭植えの肥料について

「庭植え」の場合、肥料は多少大雑把でも大丈夫です。肥料が多すぎてもある程度濃度が分散しますし、逆に少なすぎても枯れるほど栄養不足になるのは稀です。ただし、全く肥料をあげないと実を作る体力が無くなるので注意が必要です。

肥料を与える時期

12月

1年の成長を決める大事な肥料です。この時期の肥料を寒肥(かんごえ)といいます。冬場は休眠期のため肥料を施しても根に負担がかかりませんし、春先までに溶けだして栄養が充実します。

ゆっくりと溶けだす有機肥料(堆肥、牛糞、鶏糞、油かす、骨粉など)がオススメです。油かすと骨粉を7:3の割合で混ぜた物が良いでしょう。化成肥料(人工的に成分調整された肥料)は溶けるのが早く、根に負担がかかるので控えましょう。樹の成長具合にもよりますが、成木で10kg、幼木で3kgが目安です。(油かす、骨粉での目安です)

1月

まだ寒肥を施していない場合は上記の通り作業してください。既に肥料を施している場合は不要です。

2月

まだ寒肥を施していない場合は上記の通り作業してください。既に肥料を施している場合は不要です。

7月

秋に向けて実が大きくなりますのでこの時期に肥料をあげましょう。吸収のはやい化成肥料(N-P-Kの比率が10-10-10のもの)がオススメです。樹の成長具合にもよりますが、成木で1kg、幼木で0.3kgが目安です。

10月

実の収穫が終わったらお礼の意味を込めてお礼肥を施しましょう。実を作るのに沢山のエネルギーを使って体力が無くなっています、肥料をあげて疲労回復させてあげましょう。7月と同じで吸収のはやい化成肥料(N-P-Kの比率が10-10-10のもの)がオススメです。樹の成長具合にもよりますが、成木で1kg、幼木で0.3kgが目安です。

品種によってはまだ柿の実が収穫できませんが、葉が元気な10月のうちに施肥しておきましょう。

肥料の種類

  • 有機肥料(油かす、骨粉を7:3で混ぜたもの)寒肥に使用。成木で10kg、幼木で3kgを目安に。
  • 化成肥料(N-P-Kの比率が10-10-10のもの)夏、秋に使用。成木で1kg、幼木で0.3kgを目安に。

時期によって与える肥料が異なります。冬の寒肥は有機肥料がオススメです。冬は樹が休眠状態に入っておりほとんど肥料分を吸収しないため、ゆっくりと溶けだす有機肥料が良いでしょう。反対に、夏~秋は吸収の早い化成肥料がオススメです。実ができる前後で素早く栄養補給させるのが目的です。

(上記の施肥量はあくまでも目安です。樹の成長具合により異なりますのでご注意ください。)

花が咲かない、樹が弱っている

弱った柿の樹勢回復に

「花が咲かない…」「樹が弱っている」そんな場合には活力剤ニワユタカがオススメです。ニワユタカは樹木に必要不可欠な栄養素7種をバランス良く配合しているため、総合的に体調を整えることができます。

じつは樹木が弱っている時に市販肥料を与えるのはあまり効果的ではありません。それどころか逆に弱らせてしまうこともあります。市販肥料(チッソ、リン酸、カリ)は樹にとってご飯のような物なので、弱っている樹に肥料を与えるのは「病人に高カロリーな食事を与えている」ようなものなのです。根が弱ってしまうこともあるので注意しましょう。樹勢を回復させるには、環境改善、土壌改良、活力剤投与などが効果的です。

ニワユタカは通常の肥料では補給できない必須栄養を7種類配合しています。総合的に樹木の栄養バランスを整え、活力剤のような効果を発揮します。水を吸うチカラ、肥料を吸収するチカラをアップさせ「樹勢回復」に繋げます。

※庭木用ですので、鉢植えには使用しないでください。

肥料のやり方

肥料のやり方

肥料は画像の赤い場所を目安に10cmほど掘って土に混ぜて埋めましょう。肥料は根の先端から最も効率良く吸収されるのですが、根は樹冠(葉の茂っている部分)と同じ大きさまで成長します。そのため、樹冠を目安に画像の赤い場所を掘ると良いでしょう。

肥料を地表にパラパラと撒くと、根が上がって来て浅くなってしまいます。10cmほど掘って土と一緒に埋めましょう。1か所に偏らないように、数か所に掘って埋めるのが良いでしょう。

鉢植え柿の肥料

鉢植えの肥料

「鉢植え」は土が少ないため、管理が非常に難しいです。肥料が少なくても弱ってしまいますし、多すぎても肥料焼けして根を傷めてしまいます。栽培に慣れないうちは、少なめに施肥して様子を見ながら徐々に増やしていってください。

肥料を与える時期

3月

1年間の栄養のもとになる元肥を施します。発酵済みの油かすを親指頭大の大きさに丸め、鉢の縁に置いてください。10号鉢で15個ほど置き肥します。

4月

基本的には不要ですが、新しい葉の緑色が薄いようなら肥料不足なので追加しておきましょう。化成肥料(N-P-Kの割合が10-10-10のもの)を10号鉢で50gほど撒き、上から水をかけて馴染ませましょう。

7月

秋に向けて実が大きくなるので、肥料を効かせて発育を促します。化成肥料(N-P-Kの割合が10-10-10のもの)を10号鉢で50gほど撒き、上から水をかけて馴染ませましょう。

10月

果実を付けた後の樹は疲労しているので、栄養補給のためにお礼肥を施します。化成肥料(N-P-Kの割合が10-10-10のもの)を10号鉢で50gほど撒き、上から水をかけて馴染ませましょう。まだ実が付いている品種(11月に収穫する品種)もこの時期に施肥しておきましょう。

肥料の種類

  • 有機肥料(油かす、骨粉を7:3で混ぜたもの)
  • 化成肥料(N-P-Kの割合が10-10-10のもの)

基本的に有機肥料がオススメです。化成肥料は多すぎると鉢内の肥料濃度が高くなって根を傷める恐れがあります。これに対し、有機肥料は効き方がゆっくりなので影響が出にくいです。

有機肥料は油かす、骨粉を7:3で混ぜた物がオススメです。油かすは肥料成分が少なく、効き方もゆっくりなので根に優しいです。やりすぎても大きな影響はありません。さらに、柿の味も良くなります。ただし、10月のお礼肥は必ず化成肥料を与えましょう。

まとめ

  • 柿は実を付けるのに沢山のエネルギーを使います。
  • 毎年肥料をあげないと体力が無くなり実が付かなくなります。
  • 庭植えは多少大雑把に肥料をあげても大丈夫です。
  • 鉢植えは土が少ないので慎重に施肥しましょう。
  • 「花が付かない」「樹が弱っている」そんな場合には活力剤ニワユタカがオススメです。

弱った柿の樹勢回復に

※庭木用ですので、鉢植えには使用しないでください。

  • この記事を書いた人
kase01

加瀬

7年ほど造園資材、清掃資材の販売に携わっています。除草剤、苔駆除剤、植木肥料、消臭剤、清掃資材などをプロ目線でご紹介します。庭園管理士の資格所持。 【詳しいプロフィールはコチラ】

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