路上の死骸なら役所の人が処理してくれますが、庭先や床下などで死んだ猫は最悪です。私有地で死んだ猫は土地の管理者が処分しなければなりません。処分だけならまだしも、死んでから時間が経っていると腐敗したり死臭が染みついてしまいます。しかもこれが中々取れない!酷い臭いですし、夏場だと食事もできないぐらい臭います。今回は腐敗臭・死臭の臭い消しについてご紹介します。
猫の死骸の消毒方法
猫の死骸が腐ると強烈な臭いを発します。ですが、臭い消しの前にまずは消毒しましょう。猫の死骸には病原菌や害虫などが数多く存在しています。消毒には「クレゾール石鹸」または「オルソ剤」が良いでしょう。どちらも薬局で購入できます。
■消毒法
クレゾール石けん、オルソ剤
●クレゾール石けん(クレゾール+石けん)
クレゾール石けん液30mLに水を加えて1リットルにする。
液がにごって沈殿した時には上澄みを使う。●オルソ剤(オルトジクロロベンゼン+クレゾール)
オルソ剤20mLに水を加えて1リットルにする。家の周りや腐敗物には、じょうろや噴霧器で表面が濡れる程度に散布する。
【引用元】岡山県薬剤師会、動物の死骸の消毒方法
必ず猫の死骸を片付け、体毛や体液を取り除いてから消毒作業を行ってください。消毒の際は眼鏡、マスク、ゴム手袋、長袖長ズボンを着用して作業を行ってください。
死臭・腐敗臭の消臭方法、臭い消し
ニオワンダーがオススメ!
死臭、腐敗臭の臭いが消えない場合にはニオワンダーがオススメです。ニオワンダーは有用微生物のチカラで臭いを分解する有機消臭剤です。コンクリートにしみ込んだ臭い、土中にしみ込んだ臭い、木材にしみ込んだ臭いに効果的です。
ニオワンダーは腐敗臭、アンモニア臭に優れた効果があり、生ゴミ置き場の臭い消し、コンポストの臭い消し、堆肥場の臭い消し等の現場で活躍しています。
腐敗臭に優れた効果
腐敗臭の原因となるのはシュードモナス菌です。ニオワンダーは腐敗臭に優れた効果があり、シュードモナス菌の周りに阻止円を形成し臭いを抑制します。また、有用微生物群が増殖活性するため、有害菌を制圧して臭いを抑えます。
帯広畜産大学にて消臭試験を行ったところ、特に臭いがキツいとされる魚介類(鮭)の腐敗臭にも優れた効果があることが証明されました。
ニオワンダーの使い方
- 必ず動物の死骸を片付け、事前に消毒を行ってください。
- ニオワンダーを2~5倍に希釈し(水で薄め)、ジョウロや噴霧器で撒いてください。
- 全体がしっとりと濡れるまで満遍なく撒きます。
- 2~3日してまだ臭いが残っているようなら再度散布してください。
ニオワンダーの注意事項
- ニオワンダーは屋外用です。室内では使用しないでください。
- 庭先の猫の死骸、床下の猫の死骸に使用できます。
- 有色液のため、室内で使用するとシミになる恐れがあります。
まとめ
- 猫の死骸を片付けたら必ず消毒を行ってください。病原菌、虫の発生原因になります。
- 消毒には「クレゾール石けん」「オルソ剤」などが良いでしょう。薬局で買うことができます。
- 死臭、腐敗臭が取れない場合は「ニオワンダー」がオススメです。
- 水で薄めてジョウロで撒くだけなのでとっても簡単です。
- ニオワンダーは屋外用のため、庭先、床下などでご使用ください。
- 有色液のため、室内で使用するとシミになる恐れがあります。