サツキのおすすめ肥料を教えて!施肥の時期はいつごろがいい?

サツキと言えば日本の代表的な花木です。庭植え、鉢植えどちらでも育つので多くの家庭で親しまれています。しかし、美しい花を楽しむためには肥料が欠かせません。花を咲かせるには沢山のエネルギーが必要になるため、定期的に肥料をあげないと体力不足になり花が咲かなくなってしまいます。今回はサツキのおすすめ肥料、時期についてご紹介します。




サツキの年間作業カレンダー

サツキの年間作業カレンダー

サツキは「庭植え」と「鉢植え」で管理方法が大きく異なります。両方の施肥方法についてご紹介します。

庭植えのサツキの肥料

庭植えの肥料について

「庭植え」の場合は土が沢山あるため、多少大雑把に肥料をあげても大丈夫です。肥料が多すぎたら周囲に分散しますし、逆に少なすぎたらある程度流れてきます。ほったらかしにしておいても枯れることは稀ですが、肥料を施さないと花が咲かなくなるので注意しましょう。

肥料を施す時期

2月

寒肥(かんごえ)の季節です。冬はサツキが休眠期に入るため、肥料焼けしにくく、春に向けて栄養が行きわたるのでとても効果的です。ただし、土が凍っている場合は溶けるまで待ってから作業を進めてください。

この時期は有機肥料が効果的です。中でも油かす、骨粉を7:3で混ぜた物がオススメです。油かすが無い場合は鶏糞とピートモスを1:1で混ぜた物でも代用できます。有機肥料はゆっくりと溶けだすため、休眠中の根に負担をかけません。

有機肥料が手に入らない場合は化成肥料でも良いですが、必ず緩効性の物を選び、量を少なめにして撒いてください。

6月

花が終わったらお礼の意味を込めてお礼肥を施しましょう。開花後のサツキは疲れて体力が無くなっているため、肥料を効かせて疲労回復させてあげます。2月同様、油かすと骨粉を7:3で混ぜた物が良いでしょう。この時期は肥料の吸収が良いため、化成肥料や液肥を使用しても大丈夫です。

7月

お礼肥を施していない場合は7月に作業しましょう。既に6月に施している場合は不要です。

肥料の種類

  • 油かす、骨粉を7:3で混ぜた物
  • 鶏糞、ピートモスを1:1で混ぜた物
  • 化成肥料(N-P-Kの成分が8-8-8のもの)

基本的には有機肥料がオススメです。化成肥料と違って溶け方がゆっくりなので根を傷めないですし、栄養のバランスが取れています。油かす、骨粉を7:3で混ぜた物はどんな庭木にも使える万能肥料です。もし、用意できない場合は鶏糞、ピートモスを1:1で混ぜた物が良いでしょう。枝張り30cmの1本植えで肥料30gが目安です。

有機肥料を使う場合は必ず発酵済みの物を選んでください。未発酵の物は発酵して栄養になるまでに時間がかかりますし、臭いがきつく虫も集まってきます。さらに、雑菌が多く根が感染症になる恐れもあります。

化成肥料はお礼肥に最適です。分解が早く、栄養価が高いため、花後の疲労回復に最適です。ただし、使い方を間違えると根を傷めることがあるのでパッケージ説明欄の使い方を良く読んで使用してください。

花が咲かない、樹が弱っている

ツチトコセット

「サツキの花が咲かない…」「樹が弱っている…」そんな場合にはツチトコセットがオススメです。肥料と活力剤のセットになっており、栄養バランスを総合的に整えて樹勢を回復します。

実は弱っている樹に肥料を与えるのはあまり効果的ではありません。肥料は樹にとってご飯のような物なので、「病人に高カロリーな食事を与えている」ような状態です。酷い場合だと、根が肥料焼けして逆効果になることもあります。樹勢を回復させるには環境改善、土壌改良、活力剤などが効果的です。

ツチトコセットは樹木の必須栄養素7種類をバランス良く配合しており、樹の栄養バランスを総合的に整えます。水を吸い上げるチカラ、肥料を吸収するチカラを高め、免疫力を高めることで樹勢回復に繋げます。

(※庭木用ですので鉢植えには使用しないください。)

肥料を撒く場所

肥料を撒く場所

肥料は樹冠(葉が茂っている部分)に沿って、画像の赤い場所を5~10cmほど掘って土と混ぜて埋めると良いでしょう。列植してある場合は左右に溝を掘って埋めましょう。樹木は根の先端から一番効率良く肥料を吸収するのですが、根は樹冠と同じ大きさまで伸びるのでそれを目安にしています。

肥料をそのまま地表にパラパラと撒くと根が上がってきて浅くなってしまいます。5~10cmほど掘って埋めましょう。また、1か所に偏らせると根がそちらに寄ってしまうため、バランスよく満遍なく撒いてください。

鉢植えのサツキの肥料

鉢植えの肥料

鉢植えは土が少ないため、肥料の管理が難しいです。肥料をあげ過ぎたら根が傷んでしまいますし、少なすぎても栄養不足になってしまいます。

肥料を施す時期

2月

春に向けて寒肥(かんごえ)を施します。庭植えと同様に、油かすと骨粉を7:3で混ぜた物がオススメです。粉状のまま撒くと分解が早いので、水で練って親指大、梅干大の大きさにして置き肥にするのが1番良いです。4~5号鉢なら1個、6~7号鉢で2個、8号鉢以上で3個あたえてください。

6月

花が終わったあとはお礼肥を施しましょう。吸収の早い液体肥料がオススメです。商品によって濃度が違うので、パッケージ説明文の使い方に従ってください。その後、寒肥と同様のもの(油かすと骨粉)を置き肥をします。4~5号鉢なら1個、6~7号鉢で2個、8号鉢以上で3個あたえてください。

7月

まだお礼肥を施していない場合は上記に従って作業を行ってください。6月に施している場合は不要です。

10月

霜が降りる20日前後に止め肥(今年最後の肥料)を施します。関東地方では10月下旬ごろが目安です。寒肥と同様のもの(油かすと骨粉)を置き肥しましょう。4~5号鉢なら1個、6~7号鉢で2個、8号鉢以上で3個あたえてください。

肥料の種類

  • 油かす、骨粉を7:3で混ぜ水で練ったもの(親指頭大、梅干大にして使う)
  • 市販の発酵油かすの固形肥料
  • 市販のペレット肥料

基本的に油かす、骨粉を7:3で混ぜた物がオススメです。自然由来の肥料なのでゆっくりと分解され、根を傷めません。鉢植えは肥料のやり過ぎに十分注意しなければいけないため、肥料焼けしにくいこれらの肥料(有機肥料)がオススメです。粉状の物をそのまま与えると分解が早く少量ずつ小まめに調整しなければいけないので、水で練って丸めて置き肥にして使うのが良いでしょう。

臭いがキツイ、混ぜるのが面倒という方は市販の油かす固形肥料、ペレット肥料でも良いでしょう。これはメーカーによって大きさ、成分がバラバラなのでパッケージ説明文をよく読みそちらに従ってください。

肥料濃度の高い化成肥料(人工的に成分調整されたもの)は避けましょう。サツキは濃度の高い肥料に弱く、最悪の場合やりすぎで枯死してしまいます。高度化成、アルカリ性肥料、熔成リン肥などは特に避けてください。

まとめ

  • サツキが花を咲かせるには沢山のエネルギーが必要になります。
  • 定期的に肥料をあげないと体力不足になり、花が咲かなくなります。
  • 庭植えは多少大雑把に肥料をあげても大丈夫です。
  • 鉢植えは土が少ないため、慎重に肥料をあげましょう。
  • 基本的に冬の寒肥、花後のお礼肥が施肥のシーズンです。
  • 「花が咲かない…」「樹が弱っている…」という時はツチトコセットが効果的です。

ツチトコセット

(※庭木用ですので鉢植えには使用しないください。)