植木・庭木の手入れ

ツバキのオススメ肥料を教えて!時期はいつごろやればいい?

2019年11月19日

ツバキのおすすめ肥料

ツバキは沢山の花を咲かせる樹種なので、肥料が必要不可欠です。花を咲かせるには沢山のエネルギーが必要になり、肥料を切らすと体力不足で花が咲かなくなります。ツバキに適したオススメ肥料と、施肥の時期について解説します。

ツバキの年間作業カレンダー

ツバキ年間作業カレンダー

ツバキは「庭植え」と「鉢植え」の2種類があります。それぞれの施肥方法について解説します。

庭植えツバキの肥料

庭植えの肥料

「庭植え」の場合は「鉢植え」と比べて施肥に神経質になる必要はありません。肥料をあげすぎても、ある程度土の中で分散するからです。同様に、肥料不足になってもある程度は周囲から流れてくるので枯れるほど栄養不足になるのは稀です。ただし、痩せ地では肥料を与えないと花を咲かせる体力が付かないので注意しましょう。

肥料を与える時期

2月

寒肥を施す時期です。寒肥(かんごえ)とは冬場に与える肥料のことです。この時期は肥料焼けの心配がないことと、春先までに肥料分が溶けだすのでとても効果的です。油かす、骨粉、鶏糞などの有機肥料をメインにし、一握りの化成肥料(N-P-K:8-8-8)を混ぜて与えると良いでしょう。

3月

2月に寒肥を与えていなかった場合は急いで施肥しましょう。

10月

基本的に肥料不要ですが、小苗や株を早く大きく育てたい場合には施肥しても良いです。春と同じく有機肥料(油かす、骨粉、、鶏糞)に少量の化成肥料を混ぜましょう。

肥料の種類

  • 有機肥料(油かす、骨粉、鶏糞など)
  • 化成肥料(N-P-Kの比率が8-8-8のもの)

肥料は年1回、寒肥だけで良いので有機肥料がオススメです。有機肥料はゆっくりと分解されるので冬場の施肥に最適です。必ず発酵済みの物を使用しましょう。発酵が済んでいないものは悪臭がすごいですし、虫も寄ってきます。さらに雑菌が多いので根が感染症になる恐れもあります。

化成肥料は人工的に成分調整された肥料です。NPKの栄養分が豊富ですが、微量要素(植物にとって必要不可欠な栄養)が少ないため化成肥料ばかり与えると栄養が偏ってしまうので注意しましょう。有機肥料と比べて溶けるのが早い物が多いです。有機肥料と合わせて使うのがオススメです。N-P-K比率が8-8-8の物が良いでしょう。

花が咲かない、弱っている場合には

弱ったツバキの樹勢回復に

「ツバキの花が咲かない…」「樹が弱っている…」そんな場合には活力剤ニワユタカが効果的です。7種の必須栄養素を配合しているため、総合的に樹木の体調を整えます。

勘違いされがちなのですが、弱っている木に市販肥料を与えるのは逆効果です。市販肥料(チッソ、リン酸、カリ)はご飯のような物なので、病人に無理やりご飯を食べさせているような状態です。酷い場合には肥料のせいでさらに木が弱ってしまう場合があります。弱っている植木には、環境改善、土壌改良、活力剤などで樹勢を回復するのが望ましいです。

ニワユタカは植物に必要不可欠な7種の必須栄養素を配合しているので、総合的に樹木の体調を整えます。水を吸い上げるチカラ、肥料を吸収するチカラを高め「花芽増加」「樹勢回復」に繋げます。

※庭木用ですので、鉢植えには使用しないでください。

【関連】ツバキの花が咲かない時の対処法

肥料を与える場所

肥料を与える場所

肥料は根の先端から最も効率良く吸収されます。根の先端は丁度樹冠(葉の茂っている所)の下に来るように成長するので、樹冠の下に施肥すると良いでしょう(画像の赤い部分)。地表にパラパラと撒くと根が上がって来て浅くなってしまうので、10cmほど掘って埋めるのが理想的です。

鉢植えハナミズキの肥料

鉢植えハナミズキの肥料

鉢植えは土が少ないため、慎重に肥料を与えなければいけません。庭土と違って肥料分がすぐ無くなってしまいますし、逆に多すぎても毒になるので注意が必要です。慣れてない方は、最初は少なめに肥料を与え、様子を見ながら少しずつ調整しましょう。

肥料を与える時期

2月

新梢を伸ばすために、今のうちから肥料をあげましょう。固形の油かす、または緩効性(ゆっくりと溶けだすタイプ)の化成肥料(N-P-Kの比率が12-12-12の物)が良いです。肥料のやり過ぎは毒になるので、パッケージ説明欄をよく読み使用料を守りましょう。

野菜用の粒上の化成肥料は成分が強く、根が傷むので避けましょう。

3月

2月に肥料を与えていない場合は施肥しておきましょう。

9月

鉢植えは庭土と違って肥料分が持続しないので、秋にも施肥しましょう。この時期は気候が落ち着き、生育が活発になるので栄養を必要とします。油かす、骨粉などの固形肥料をあげるか、液体肥料(N-P-Kの比率が5-10-5の物)を与えると良いでしょう。

10月

9月に引き続き、同様の物を与えます。

肥料の種類

  • 有機肥料(油かす、骨粉)
  • 緩効性の化成肥料
  • 液体肥料など

基本は油かす、骨粉が望ましいです。化成肥料と違ってゆっくりと効くので根が傷みにくいですし、栄養バランスが良いためです。有機肥料を用意するのが面倒な方、臭いが気になる方は化成肥料を使っても良いですが、冬場は緩効性(ゆっくりと溶けだす物)を使用しましょう。冬は根の活動がゆるやかになるため、液肥を与えても吸収せずに流れてしまいます。反対に、秋頃は根の活動が活発になるので液肥を使用しても大丈夫です。

まとめ

  • ツバキは花を咲かせるために沢山のエネルギーを必要とします。
  • 肥料をあげないと体力が無くなり、翌年に花が咲かなくなります。
  • 庭植えは多少大雑把に肥料をあげても大丈夫です。
  • 鉢植えは土が少なく、肥料の影響が出やすいので慎重に与えましょう。
  • 「花が咲かない」「樹が弱っている」という場合にはニワユタカがオススメです。

弱ったツバキの樹勢回復に

※庭木用ですので、鉢植えには使用しないでください。

  • この記事を書いた人
kase01

加瀬

7年ほど造園資材、清掃資材の販売に携わっています。除草剤、苔駆除剤、植木肥料、消臭剤、清掃資材などをプロ目線でご紹介します。庭園管理士の資格所持。 【詳しいプロフィールはコチラ】

© 2020 お庭きれい相談室 Powered by AFFINGER5