野良猫の爪とぎ、本当に困りますよね!ウチも被害にあい、建物の木造部分がボロボロにされてしまいました。木造部は表面の塗装が剥げたり、傷が付くとそこから雨水がしみ込んで腐りやすくなります。爪とぎが原因で丸ごと修理、〇万円なんてことになったら目も当てられません。今回は実際に試してみて効果があった対策方法をご紹介します!
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野良猫による爪とぎ被害
これが野良猫に爪とぎされた木造部分です。野良猫が増えだした半年の間にこんなにボロボロにされてしまいました。最初は「爪とぎぐらい別に良いか」と気にしていなかったのですが、知り合いの大工さんがウチに来た際に「塗装が剥げてるし、細かい傷が沢山付いてる。これを放っておくと雨水が入ってボロボロに腐っちゃうよ。塗装だけでもしておいた方が良い。」と指摘されました。
腐って修理することになったら大金がかかります!でも塗装しても再度爪とぎされたら全然意味がありません。これは早急に野良猫対策しないと!ということになりました。
野良猫が爪とぎする理由
- 爪の手入れのため
- マーキング行為
野良猫の爪とぎは「爪の手入れ」「マーキング」の2つの意味があります。「爪の手入れ」そのままの意味ですね。爪が長いと不便ですし、伸ばしすぎると折れてしまいます。特に野良猫は狩りや縄張り争いで爪を使いますのでこまめな手入れが必要なんでしょう。
2つ目が「マーキング」です。猫の爪の間からはマーキング臭が分泌されるそうです。猫は縄張り意識の強い生き物ですから、縄張りを主張するために爪とぎでニオイをマーキングしているそうです。
野良猫が爪とぎする場所
- 高さのある木材(柱、壁など)
- 車のタイヤ
意外にも野良猫は高さのある物を好みます。これは「ストレッチ目的」「高い所に傷を付けて縄張り主張する」などの意味があるそうです。ウチでもそうでしたが、人間の膝から腿ぐらいの高さに集中的に傷が付けられています。たまに爪とぎをする光景を見るのですが、柱にもたれかかるようにして後ろ脚で立ち、ガリガリしています。ストレッチと言えば確かにそのようにも見えます。
もう1つが「高い所に傷を付けて縄張り主張」です。爪とぎにはマーキングの意味もあるそうですから、確かに理に適っているような気がします。猫の世界も奥が深いんですね。そういえば木造部の低い場所に傷を付けられたのは見たことありません。
効果があった野良猫対策
実際に試してみて、効果のあった野良猫対策方法をご紹介します。
超音波
野良猫の嫌がる超音波で撃退する方法です。機械の値段が高いのが気になりますが、野良猫を傷つけずに撃退することができます。また、超音波はほとんど人間には聞こえないので近所迷惑になることもありません。超音波装置は色々な物が販売されていますが「番人くん」がオススメです。このメーカーの物は「効果が無かったら全額返金」というキャンペーンをやっているので、最悪の場合は返金することができます。超音波機械はかなり高価なので「失敗したくない!」という方返金保証のある物を選びましょう。
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餌やりしてる人を注意する
野良猫が集まってくる原因は99%「近くに餌場があるから」です。そしてほとんどの場合、近所に餌やりしている人がいます。野良猫被害で困ってる知人の話を聞くと、必ず近所の人が餌付けをしています。餌付けが無くなれば自然と野良猫もいなくなります。
ただし、餌やりしてる人は注意すると逆ギレすることが多いので注意が必要です。私も実際に「やめてください」とお願いしに行って逆ギレされたことがありますし、知人も餌やりの注意でトラブルになったことがあるそうです。猫を可愛がってる人と、実際に被害を受けている人ではかなり温度差があるようです。
そこでオススメなのが市や保健所に相談する方法です。野良猫被害は昔からあるので市役所職員も対応に慣れています。「〇〇に住んでいる××さんが野良猫に餌付けしていて、被害が出て困っている」と相談すれば職員が代わりに注意してくれます。私も実際に相談したことがあります。匿名で電話できるので是非1度は試してましょう。オススメです。常識のある人ならこれで餌やりをやめてくれます。
針金、釘
野良猫被害が出ている場所に針金を撒いたり、釘を打ったりして物理的に爪とぎを防ぎます。これはかなり効果がありました。「野良猫がケガしないか心配…」と思われるかもしれませんが、野良猫も賢いので怪我しているのは1度も見たことはありませんでした。爪とぎを邪魔するように設置するだけです、怪我をさせるのが目的ではありません。オススメ。
効果が無かった野良猫対策
今度は反対に効果が無かった猫除け対策をご紹介します。
猫除け、忌避剤
猫の嫌がる粉、液体を撒いてニオイで撃退する方法です。市販の忌避剤を撒いてみたのですが全く効果がありませんでした。その日のうちに猫が忌避剤の上に座り込んでいてがっかりしました。正直お金の無駄だと思います。
トゲトゲシート
上手く設置すれば効果があると思いますがただ置いただけではほとんど意味がないです。まず猫は非常に賢いので、置いただけのシートは動かされてしまいます。上手く固定しても、別の場所に回って爪とぎされてしまいました。「爪とぎされる場所全てに設置」することができれば効果的ですが、ウチでは面積的に全部置くのは難しかったので諦めました。
水入りペットボトル
これは全く効果が無いです。時間の無駄なのでやめておきましょう。
まとめ
- 野良猫は「爪の手入れ」「マーキング」のために爪とぎします。
- 木造部分や、車のタイヤが爪とぎされやすいです。
- 木造部分は塗装が剥げると雨水が染みて腐りやすくなります、早急に対策しましょう。
- ある程度高さのあるところで爪とぎをする傾向があります。(膝上~腿ぐらいの高さ)
- 猫の嫌がる超音波が1番効果がありました。「番人くん
」がオススメです。
- 野良猫は餌場に集まってきます。餌やりしている人を注意するのも効果的です。
- 市役所に電話すれば、市の方から注意してくれます。
- 爪とぎされる場所に針金を撒く、釘を打つのも効果がありました。
- 水入りペットボトル、忌避剤(猫よけ)、トゲトゲシートは効果が無かったのでオススメしません。
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