除草剤の定番、それがラウンドアップです。一般の方からプロ農家まで幅広く使われています。いまでもお年寄りの中には「除草剤といえばラウンドアップ」という認識の方がいるぐらいです。それぐらい昔からある除草剤です。今回は自宅の除草にラウンドアップを購入したので、撒いてみた様子をご紹介します。
目次
ラウンドアップ買ってきました
コチラが今回使うラウンドアップです。ラウンドアップは希釈して使う写真のタイプ(オレンジのキャップ)と、希釈済みでそのまま使えるシャワータイプ(緑のキャップ)があります。散布する面積あたりの値段で比較するとオレンジキャップの方が圧倒的に安いので、絶対にコチラを買いましょう。緑のキャップのシャワータイプは手軽ですが、高いわりにすぐ無くなってしまいます。
ラウンドアップは500ml、1リットル、5リットルの規格があります。500mlで一般家庭で撒く1~2回分の量になります。
今回買って初めて気づいたんですが、裏面に説明書が付いています(シールでくっ付いています)。使い方が丁寧に載っているので慣れてない方でも説明書通りやれば簡単にできると思います。定番品だけあって親切です。
除草剤を撒く前の準備
- ラウンドアップ
- ジョウロ(もしくは噴霧器)
- 計量カップ(100均のもの)
- ゴム手袋
- マスク
- メガネ
- 長袖、長ズボン
準備と言っても特別な道具は必要ありません。一般家庭ならジョウロだけあれば十分です。あとは計量カップがあると便利です。100均で調理用の計量カップがあるのでオススメです。(除草剤で使用したジョウロや計量カップは他の用途には使用しないでください。)
あとは除草剤が手や顔にかからないように、ゴム手袋、マスク、メガネ、長袖、長ズボンを着用して作業をしましょう。
ジョウロと噴霧器、どっちがいいの?
ジョウロと噴霧器は一長一短です。ジョウロは手軽さと値段の安さが特徴で、一般家庭や、年に数回しか除草剤を撒かない方にオススメです。狭い土地に少量を撒くのに向いています。
噴霧器は広い土地に効率良く散布するのに向いています。広い土地を管理している方、プロ農家、年に何回も除草剤を撒く方にオススメです。噴霧器はジョウロよりも水が入れられますし、ほとんどが背負い式なので持ち運びが便利です。また、除草剤を霧状にして散布するため、少ない量で効果的に枯らすことができます。長い目で見れば除草剤の節約もできます。ただし、値段が高いのが欠点です。
実際にラウンドアップ撒いてみました
今回除草剤を撒く現場がコチラです。春先から放置していたので雑草が伸び放題になっています。草丈30cmぐらいはあるでしょうか?これ以上大きくなる前に除草剤で何とかしたいです。
除草剤を希釈する(薄める)
早速除草剤を希釈していきたいと思います。裏面に使い方が載っているのでその通りにやっていきます。基本は100倍希釈で大丈夫なんですが、今回は雑草が大きく育っていたので念を入れて50倍希釈にします。
買っておいた100均の計量カップで除草剤をはかります。今回は5リットルのジョウロに50倍で入れるので100mlを入れることにします。500mlボトルの1/5ですね。
【ラウンドアップ希釈の目安】
水量 | ラウンドアップ必要量 | 散布できる広さ (散布の目安) |
||
---|---|---|---|---|
100倍 | 50倍 | 25倍 | ||
1L | 10ml | 20ml | 40ml | 20平方メートル (6坪) |
4L | 40ml | 80ml | 160ml | 80平方メートル (24坪) |
5L | 50ml | 100ml | 200ml | 100平方メートル (30坪) |
10L | 100ml | 200ml | 400ml | 200平方メートル (60坪) |
20L | 200ml | 400ml | 800ml | 400平方メートル (120坪) |
50L | 500ml | 1L | 2L | 1000平方メートル (300坪) |
100L | 1L | 2L | 4L | 2000平方メートル (600坪) |
ジョウロの中に除草剤を入れて、水で50倍に薄めます。これで準備完了です。
除草剤を撒く
除草剤を雑草に撒きます。この時、除草剤が緑の部分(葉や茎)に直接かかるように撒いてください。ラウンドアップは緑の部分から成分が直接吸収されます。土に落ちてしまうと効果が無くなるため、必ず葉に向かって散布するようにしましょう。
散布から3日経過
除草剤を撒いてから3日後の様子です。ラウンドアップは遅効性のため、雑草が枯れるまで1~2週間ほどかかります。撒いてから数日はほとんど効果が現れませんので、焦らずじっくり見守りましょう。
散布から5日経過
除草剤を撒いてから5日後の様子です。徐々に黄色い部分が増えてきました。
散布から10日経過
除草剤を撒いてから10日後の様子です。雑草が黄色く変色し、萎んでいるのがわかります。除草剤がよく効いているようです。背丈の低い雑草は完全に枯死しているように見えます。
散布から14日経過
除草剤を撒いてから14日後の様子です。完全に赤茶色に変色し枯死しました。このあと数日様子を見てみましたが変化がなかったので観察を終了しました。2週間で完全に枯れました。
雑草を手に取ってみましたが、完全に乾燥してパリパリになっています。綺麗に枯れてよかったです。
ラウンドアップ散布前と散布後の比較です。撒く前は雑草が青々としていましたが、撒いた後は変色して萎んでいます。完全に枯れるまで14日かかりました。除草剤は暑い時期程効きやすく、寒い時期は効きにくくなります(効果が現れるまで時間がかかります)。今回は3月に撒きました。
ラウンドアップ使用時の注意
大変便利なラウンドアップですが、撒く際にコツがあります。ポイントを抑えて除草効果を最大限に発揮しましょう。
- 除草剤は緑の部分(葉や茎)に直接かかるように散布してください。土に落ちると効果が無くなります。
- 濁った水(用水路の水、泥水など)を使用しないでください。成分が均一に撹拌しません。水道水を使いましょう。
- ラウンドアップは枯れるまで1~2週間ほど時間がかかります。
- 2週間経っても枯れない場合は、濃いめにして再度散布してください。
- 植物全般に効果がありますが、苔には効果がありません。
やはりポイントは「緑の部分にかけること」でしょう。土に落ちてしまうと全く効果がありませんので、必ず葉や茎に直接撒いてください。葉っぱにムラなく除草剤をかけるのが綺麗に枯らすコツです。
ラウンドアップの感想・評価(レビュー)
よく枯れる:★★★★★
定番除草剤と言われるだけあって流石によく枯れます。ほぼ全ての雑草に効果があるので、迷ったらとりあえずコレを選んでおけば良いでしょう。除草パワーに関しては大満足です。
使いやすさ:★★★★★
水で薄めてジョウロで撒くだけなので非常に簡単です。さらにラウンドアップは他の除草剤と比べて雨に強いのが特徴です。普通の除草剤は散布から6時間は雨が降らない日を選ばなければなりませんが、ラウンドアップの場合は1時間でOKです。
値段の安さ:★★☆☆☆
ここだけがどうしても気になります。ラウンドアップは値段が高い!何でこんなに高いのか不思議なぐらいです。他の除草剤と比べると価格が3~5倍はします。もうちょっと安ければありがたいんですが、普段使いには向かない価格設定だと思います。オススメしにくいです。
サンフーロンとラウンドアップ、どっちがいいの?
除草剤といえば他にサンフーロンも有名です。「サンフーロンとラウンドアップ、どっちを使えばいいの?」という話をよく聞きます。これはズバリ、サンフーロンがオススメです!
両方の除草剤を使いましたが、除草効果はほぼ同じです。雑草が枯れるまでの時間も同じぐらいです(どちらも撒いてから1~2週間)。ラウンドアップの方が雨に強いという特徴がありますが、晴れの日に撒けばどちらも変わらないです。
ただし、ラウンドアップはサンフーロンの3倍近い値段になります!効果が変わらないのにラウンドアップはめちゃくちゃ高いです。だから断然サンフーロンがオススメです!
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【関連】サンフーロン実際に撒いてみました
まとめ
- ラウンドアップを実際に買って撒いてみました。
- 2週間ほどで雑草が枯れました。
- 除草剤を手軽に撒きたい場合はジョウロがオススメです。
- ラウンドアップはよく枯れますが、値段が高いのでちょっとオススメしにくいです。
- ほぼ同じ効果で値段も安いサンフーロンの方がオススメです。
今回はラウンドアップを実際に撒いて、雑草が枯れるまでの様子をご紹介しました。ラウンドアップはよく枯れるのですが値段が高い!500mlで1900円もしました。他の除草剤だともっと安く購入できます。同じぐらい除草効果があって値段も安いサンフーロンの方をオススメします。
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