一部地域では食用にもなっているイタドリ(虎杖、痛取)、しかし繁殖力が強く迷惑な雑草としても有名です。地下茎(根)に栄養を蓄えるため地上部を刈り取ってもすぐに再生してしまいます。根を地中深くまで伸ばすため、イタドリを手作業で駆除するのは非常に困難です。根まで枯らす除草剤を使うのがオススメです。
イタドリとは?
イタドリはタデ科の多年生植物です(冬になっても枯れない植物のことを多年生といいます)。地域によってはスカンポ、イタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタン、だんちとも呼ばれます。日本では北海道を除く全国で自生しています。1.5~2mまで大きく成長し景観を損ねるほか、コンクリートを持ち上げたり突き破ったりすることもある強害雑草です。
地下茎(根)を伸ばして増える!
イタドリは地下茎(根っこ)を伸ばして繁殖します。伸びた地下茎から新しい芽をだし、どんどん新しい茎を伸ばします。河原や空き地にイタドリが群生しているのはこのためです。イタドリを1シーズンも放っておくと手がつけられないぐらい繁殖します。見つけたら早めに駆除しましょう。
刈り取ってもすぐ生えてくる!
イタドリは地下茎(根)に栄養をため込む性質を持っています。そのため、地上部を刈り取ってもすぐに再生してしまいます。根は地下2~3mまで深く伸びるため、手作業で抜くのは非常に困難です。このあたりが強害雑草と呼ばれる所以です。
イタドリの駆除方法
前述の通り、イタドリは根が残っていると再生します。しかし、地中深くまで伸びるので手作業で抜くのは現実的ではありません。そこでオススメなのが根まで枯らす除草剤です。
除草剤サンフーロンがオススメ
- 葉から入って根まで枯らします。
- お金をかけたくない人にオススメ
- 手間をかけずに駆除したい人にオススメ
イタドリの駆除には除草剤サンフーロンがオススメです。サンフーロンは葉から入って根まで枯らすタイプの除草剤です。根に栄養をため込むイタドリとは非常に相性が良いです。除草剤自体の値段が安いので「お金をかけたくない」「手間をかけたくない」人にオススメです。色々な除草剤を試しましたが、これが一番良く枯れます。
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【サンフーロンの規格】(アマゾン商品ページへのリンク)
除草剤サンフーロンの使い方
【除草剤サンフーロンの使い方】
- 草丈が1m以上ある場合は一度刈り取っておきます。葉が生えてきたら除草剤の撒き時です。
- 雨が降ると除草剤が流れてしまいます。雨の降らない日を選びましょう。
- 除草剤サンフーロンを水で50倍に希釈します。
- ジョウロか噴霧器を使って散布します。
- 必ず緑色の部分(葉や茎)に向かって除草剤をかけてください。
- 1~2週間でイタドリが枯れます。
- 2週間後に確認し、枯れ残りがあったら再度散布します。
除草剤を使う際の注意
- 大きい雑草は生命力が強く、除草剤が効きにくいです(草丈1m以上)。一度刈り取って、再度葉が生えてきたところに除草剤を撒くのが効果的です。
- サンフーロンは薬液が地面に落ちると効果が無くなります(根からは吸収されない)。そのため、必ず緑の部分(葉や茎)にかかるように散布してください。
- 濁った水(用水路の水、泥水)を使うと除草剤の成分が上手く撹拌しません。綺麗な水(水道水)を使って希釈してください。
サンフーロンを撒く際は「葉や茎に直接かけるように散布すること」が重要です。サンフーロンは土に落ちると微生物に分解されて効果が無くなりますし、根から吸収されることはありません。葉や茎にかかることで効果が発揮されます。
まとめ
- イタドリは根を伸ばし、そこから新しい芽を出して繁殖します。
- イタドリは地上部を刈り取っても根が残っていれば再生します。
- イタドリは地中深く(2~3m)まで根を伸ばすため、手作業で根絶するのはほぼ不可能です。
- 根まで枯らす除草剤、サンフーロンがオススメです。
- 雑草の根まで枯らすので、イタドリとは非常に相性が良いです。
- 雑草は大きくなると生命力が強くなり、除草剤が効きにくくなります。イタドリが1m以上伸びていたら一度刈り取りましょう。
- 刈り取ったイタドリから再び葉が生えてきたら除草剤の撒き時です。
今回はイタドリの駆除方法についてご紹介しました。イタドリは根に栄養をため込むため、地上部刈り取ってもすぐに再生してしまいます。根まで枯らすタイプの除草剤、サンフーロンがオススメです。色々な除草剤を使いましたが、コレが一番良く枯れます。
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