スズメノカタビラは芝生の代表的な雑草の1つです。「芝生に雑草が生えてくる!」「抜いても抜いても毎年生えてくる!」としたら、間違いなくこれでしょう。効率的に駆除したいなら芝生用の除草剤を使うのがオススメです。
スズメノカタビラとは?
スズメノカタビラはイネ科の一年生雑草です(春に発芽して冬に枯れる雑草)。5~30cmまで成長します。日本全国どこでも見られますが、どちらかといえば水田などの湿った場所を好みます。芝生と系統が似ているため、芝地の雑草としても有名です。踏みつけや刈り込みに強く、芝地では手で抜けないため非常に厄介です。どこにでも生えるうえに種子をばら撒くので根絶が難しい雑草です。
スズメノカタビラの駆除方法
それでは早速スズメノカタビラの駆除方法を見て行きましょう。
芝生、グリーンでも使える除草剤
芝地でスズメノカタビラを枯らしたい場合には「アージラン液剤」「シバゲンDF」がオススメです。芝生を枯らすことなく、スズメノカタビラなどの雑草だけを枯らすことができます。
アージラン液剤
- 対象芝:日本芝(高麗芝、野芝)
- 散布時期:夏を除くほぼすべて
発芽した後のスズメノカタビラを枯らす除草剤です(茎葉処理剤)。生えている雑草を枯らすのに役立ちます。ただし、雑草の発芽抑制効果は無いので後述するシバゲンDFと組み合わせて使用しましょう。夏場に撒くと芝生まで枯れるので注意してください。
【関連】アージラン液剤(メーカーサイト)
シバゲンDF
- 対象芝:日本芝、西洋芝(バミューダグラス)、センチピードグラス
- 散布時期:春または秋(雑草発生前)
雑草の発芽抑制効果を持つ除草剤です(土壌処理剤)。幅広い雑草に効果があるため、コレ1本でほぼ全てをカバーできます。雑草が発芽する前(春、秋の初期)に撒くのが効果的です。生えている雑草を枯らす効果もありますが遅効性なので注意しましょう、1か月ほどかかります。アージラン液剤と組み合わせて使用するとスズメノカタビラを枯らしつつ、翌月以降の発芽も抑制できます。夏場に撒くと芝生まで枯れるので注意してください。
【関連】シバゲンDF(メーカーサイト)
芝生では使えない除草剤
サンフーロン
とにかく雑草を枯らしたい!という場合にはサンフーロンがオススメです。ほぼ全ての雑草を枯らすことができます。ただし、雑草だけでなく芝生まで枯らしてしまうため、芝地では使わないでください。空き地の雑草処理に向いています。
【関連】除草剤サンフーロンを実際に使ってみました!雑草の枯れる様子をレポート
まとめ
- スズメノカタビラは日本全国に生える雑草です
- 特に芝生やグリーンに発生しやすい厄介な雑草です。
- 踏みつけや刈り込みに強く、枯れにくいです。
- 直接手で抜くか、除草剤を使わないと駆除できません。
- 生えているスズメノカタビラを枯らすならアージラン液剤がオススメです。
- スズメノカタビラの発芽を抑制するならシバゲンDFがオススメです。
- アージラン液剤とシバゲンDFを組み合わせて使用するのも効果的です。
- 芝生を考慮しないなら、全ての雑草を枯らせるサンフーロンが良いでしょう。
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