植木・庭木の手入れ

隣人とトラブルになる前に!はみ出た木の枝は剪定、伐採しておきましょう

2019年3月8日

「木の枝が隣の家にはみ出てしまい、トラブルになった…」これは意外と馬鹿にできません。「たかが木の枝なのに?」と思うかもしれませんが、昔からあるトラブルの原因です。枝が原因で隣人と険悪になったり、裁判沙汰になってしまったケースもあります。気づいたらすぐに剪定、伐採をして対処しましょう。

枝による被害

「枝がはみ出ているだけなのに何でトラブルになるの?」と不思議に思われるかもしれませんが、隣人視点で見ると意外と迷惑なのです。

  • 落ち葉がすごくて掃除が大変(落葉樹の場合)
  • 雨どい、排水溝に落ち葉が詰まって迷惑
  • 枝から毛虫が落ちてきて洗濯物につく
  • 枝に鳥が集まって糞が落ちてくる
  • 強風で枝が煽られて屋根を擦っている(瓦がズレてしまったなど)
  • 強風で枝が煽られて、壁を傷つけている

などなど意外と迷惑をかけてしまっています。うちの実家の母も「隣の家との目隠しに」と背の高い木を植えましたが、落ち葉が酷くて隣人から苦情が来たことがありました。隣人とは上手くやっていきたいですし、気づいたらなるべく早く対処しましょう。

隣人とのトラブルになることも!

隣人とのトラブル

隣人が気難しい人、短気な人だとトラブルになることもあります。実際にあったトラブルの事例をご紹介します。

勝手に枝を切られてしまった

一番多いパターンです。隣人からすると「侵入してきた枝葉に困っている」「だから伐採しておいた」ということになります。隣人は「邪魔」というだけで切っているわけですから、「見た目」や「木の健康」を気にせずに切ります。土地の境界までならまだいいですが、中には越境して幹の生え際まで勝手に切られてしまった、というケースもあります。

トラブルが発展して裁判沙汰になった

これも稀にあります。話が拗れてしまい訴えられるケースです。法律上では隣家から侵入してきた枝を勝手に切ることはできませんが、枝を切るように請求することはできます。つまり裁判を起こされたら木の所有者が不利になってしまうのです。厄介な隣人がいる場合は裁判を起こされる口実になりますので注意しましょう。

嫌がらせを受けた

判決、男の嫌がらせ認定 「クレゾール液まいた」

【引用】隣家の枝が邪魔でクレゾール液を撒いた。裁判沙汰へ(NIKKEI STYLE)

これも稀にあります。はみ出た枝が原因で口論になり、嫌がらせを受けてしまうケースです。上記の引用サイトでも紹介されていますが、樹木の枝葉が邪魔だったのでクレゾール液を撒いたという事例があります。

ここまで発展することは中々無いと思いますが、こういう事例もあると覚えておきましょう。

隣家に伸びた枝は勝手に切っても良い?

隣の枝を勝手に切っても良い?

これは法律で厳密に決まっています。

  • 隣家から越境してきた木の枝を勝手に切ることはできない(民法233条1項)
  • ただし、侵入してきた木の枝から被害(落ち葉など)を受けている場合は所有者に枝の切除を請求できる(民法233条1項)
  • 隣家から越境してきた木の根は、敷地内であれば切っても良い。(民法233条2項)

つまり、「隣家からの木の枝は勝手に切れない」「ただし、被害が出ていれば所有者に切除を請求できる」「隣家からの木の根は勝手に切っても良い」ということになります。

敷地内に根があるかどうかで樹木の所有者になるそうです。根っこが侵入してしまうと、その部分は隣家の所有物扱いになるということですね。

綺麗に剪定したい場合は

「木が高すぎて切れない…」「昔からある木だから大切にしたい…」「木の健康も考慮したい…」という方は造園業者さんに剪定を依頼しましょう。深く切り過ぎると樹勢が弱ってしまうので、プロに任せた方が安心です。

●【剪定110番】(公式ページ)

「地元の造園業者を知らない…」という方は、ネットから申し込める剪定110番がオススメです。日本全国どこでも対応していますし、24時間365日受け付けているのでとっても便利です。植木一本から対応してくれるので安心です。また無料で見積りもしてくれるので、とりあえず値段の確認だけしてみるのもアリだと思います。

伐採したい(木を取り除きたい)場合は

「毎年木の剪定をするのは面倒」「毎年お金をかけるのは嫌」「隣人に配慮するのが面倒」という方は伐採してしまった方が良いでしょう。細い木なら個人でも切れますが、太い木になると伐採は難しいです。コチラも造園業者さんに依頼するのが良いでしょう。

●【伐採110番】(公式ページ)

先ほどと同じ会社で伐採110番というサービスがあり、コチラがオススメです。ネットから申し込めますし、日本全国どこでも対応、24時間365日受付と非常に便利です。地元業者を知らない方にオススメです。コチラも無料で見積りをしてくれます。

まとめ

  • 木の枝が隣家にはみ出していたらトラブルの元になるので早急に対処した方が良いです。
  • 落ち葉、毛虫、枝が屋根や壁に擦れる、などが嫌がれる理由です。
  • 隣家にはみ出た枝を勝手に切られてしまう、などのケースがよく見られます。
  • 枝が高すぎて切れない場合は造園業者に依頼するのが良いでしょう。剪定110番がオススメです。
  • 根本的に問題を解決したいなら伐採してしまうのが良いでしょう。伐採110番がオススメです。

今回は隣家にはみ出た枝、そのトラブルについてご紹介しました。自分は気にならなくても相手にしてみればやはり気になるので気づいたらすぐに対処した方が良いでしょう。枝が原因で深刻なトラブルや裁判沙汰になったケースも数多くあります。「たかが枝ぐらいで…」と思わずにトラブルの芽をしっかりと摘みましょう。

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  • この記事を書いた人
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加瀬

7年ほど造園資材、清掃資材の販売に携わっています。除草剤、苔駆除剤、植木肥料、消臭剤、清掃資材などをプロ目線でご紹介します。庭園管理士の資格所持。 【詳しいプロフィールはコチラ】

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